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ノミ・マダニ予防

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ノミ・マダニ予防Q&A

 
ノミやマダニの予防はできていますか?
『刺されたら痒いくらいでしょ?』
『みつけたら駆除するよ』
『ペットショップのものじゃダメ?』
いろんなご質問があると思います。
ノミ・ダニ予防についてよくあるご質問を挙げてみました。
ノミやマダニは、意外と怖いんです。
病気の予防のために、一緒に勉強してみましょう!

Q1:ノミ、マダニってどんなムシ?

A.体の表面から血を吸う小さな寄生虫です。

 

ノミって何だろう

ノミは約3mmと小さく、毛の間を逃げ回ります。
探しても、ノミ自体が見つかるよりも『ノミの糞』がみつかることが多いです。
 
目の細かなクシで毛をすいてみましょう。
黒い小さな粒があったら、湿らせたティッシュに置いてみましょう。
しばらくして赤茶色の色素が染み出てきたら…
それはノミの糞です!
 

マダニって何だろう


 
マダニは5~10mm程度で、成長段階や吸血の有無によって、大きさだけでなく形も変化します。
ワンちゃん、ネコちゃんの目の周りや、耳に寄生していることが多いです。
 
マダニはクチバシを皮膚に差し込んで固定しているので、もし見つけても無理に引っ張らないでくださいね!
 
これらは非常に小さいですが、体内に多くの病原体を隠し持つ運び屋です。
主に、草の先で動物が通るのを待ち構えています。
ペットホテル、トリミングサロン、ドッグランなどでうつることも少なくありません。
 
当院での入院やお預かりでは、全員がノミ・ダニ予防、混合ワクチン接種を行っています。
院内での感染はありません。
当院でのお預かりについて

Q2:室内飼育だからへいきでしょ?

A.室内飼育でも感染リスクがあります。

 
ノミやマダニは、寄生されているワンちゃん、ネコちゃんが他の子達に広めるだけでなく、ハクビシンやアライグマなどの野生動物が広範囲に広めています。
 
つまり、近所のお散歩、お庭、ベランダでさえも寄生されてしまうことがあります。
同居のワンちゃんとネコちゃんでうつし合うこともあります。
もちろん、ヒトが持ち帰ってしまうこともあります。
 
完全室内飼育のワンちゃん、ネコちゃんでも油断はできません!

Q3:刺されても痒いだけでしょ?

A.ノミ、マダニは様々な感染症を運びます。

 
ノミやマダニに刺された部位に皮膚炎が起こり、痒いのはもちろん、他にも様々なトラブルが起こります。
ノミやマダニが多くの感染症を運んでくるという点が最も厄介です。
もちろん、ヒトに感染する病気も多く運んできます。
 

貧血《ノミ》《マダニ》

ノミやマダニが吸血する量はわずかですが、大量に寄生し、貧血となることがあります。
毛の多い子や、室外飼育の子では発見が遅れることもあるので、シャンプーやブラッシングの際に気をつけてみてみましょう。

 

ノミアレルギー性皮膚炎《ノミ》

ノミに繰り返し吸血されることで、ノミアレルギーとなってしまうことがあります。
ノミアレルギーは非常に強い痒みを伴い、少数の寄生でも症状が出るようになります。
また、アトピー性皮膚炎の子では、ノミ寄生で症状が強くなってしまうため、ノミ予防は非常に重要です。
 

条虫《ノミ》《マダニ》

腸の中で50~70cmまで成長する寄生虫です。
長い体の古くなった部分が少しずつオシリから出てきます。
オシリに「お米粒」のようなものがついていたら要注意です!
 

犬バベシア症《マダニ》

バベシア原虫が血液に寄生して血液を破壊してしまいます。
これによって貧血や黄疸がおこり死に至ることもあります。
 

猫ヘモプラズマ症《ノミ》《マダニ》

血液の表面についている小さな粒がヘモバルトネラというリケッチアです。
これが血液の表面に寄生し、貧血や発熱などを起こします。
以前はヘモバルトネラと呼ばれていましたが同じ感染症です。
 

ヒトでみられる症状いろいろ《ノミ》《マダニ》

ノミやマダニによるヒトへの被害は様々なものがあります。
ワンちゃん、ネコちゃんのノミ・ダニ予防を徹底しましょう!
また、ヒトはノミ・ダニ予防をしていないので、自然の中にお出かけするときは要注意です。

Q4:見つけてから駆除すればいいの?

A.寄生される前に予防しましょう。

 
ノミやマダニが寄生し繁殖してからの駆除はオススメしません。
 

成虫以外も駆除することになります

ノミ、マダニは驚異的な繁殖力を持っています。
一度、寄生されてからの駆除は、室内に落ちた幼虫や卵も駆除する必要があり大変です。
 
また、13℃以上の環境で繁殖可能なため、一度室内に入ると繁殖が止まりません
 

ノミ成虫1匹いたら、予備軍20倍!

マダニは一度に3000個も産卵!

 

吸血されると病気に感染する危険があります

ノミ、マダニに刺されることで様々な病気に感染するリスクがあります。
もちろん、ヒトに感染する病気もいろいろあります。
『駆除』よりも、刺されることを『予防』するのが理想です。
ノミ、マダニの予防薬には、『吸血されてから効くもの』『吸血される前に効くもの』があります。
飼育環境に合わせてお薬を選びましょう。

Q5:どうやって予防するの?

A.1ヵ月に1度だけで予防できます。

 
1ヵ月に1度だけ、お薬を使います。
首の後ろに垂らす『液体タイプ』、『お肉タイプ』、『スプレータイプ』があります。
生活環境などにあわせて選びましょう!
医薬品の場合、使用方法を守れば、シャンプーしても効果が持続します。
 

お薬選びのポイント

目的で選ぶ?

  • 幼虫だけ駆除するお薬
  • 成虫だけ駆除するお薬
  • 成虫だけでなく、幼虫や卵も完全に駆除するお薬

 
使い方の違いで選ぶ?

  • 首の後ろに垂らす液体タイプ
  • お肉タイプ
  • スプレータイプ

 
駆除の仕方で選ぶ?

  • 吸血されたときに駆除するお薬
  • 吸血される前に駆除するお薬

       
いろんなお薬があります。一緒に選びましょう!

Q6:市販のものでもいい?

A.市販品は『医薬部外品』です。『医薬品』をオススメします。

 
ペットショップさんや、ホームセンターさんで販売されているノミ・ダニ予防の製品は、医薬品ではありません。
3頭に1頭で効果がある程度で、持続力もありません。
シャンプーによって効果がなくなるのも特徴です。
 

動物病院で処方される医薬品は、100%の駆除効果があります。
首筋につけるタイプ、内服、スプレーがあります。
製品ごとに特徴がありますので、飼育環境によって選びましょう。
 
医薬品の通信販売は禁止されています。
通信販売で流通している医薬品の品質などは保証されません。

Q7:夏だけでいいの?

A.年間を通しての予防をオススメします。

 
ノミやマダニは、気温が下がると活動性が低下します。
「じゃあ、予防する必要がなさそう…」と感じるかもしれません。
活動性が低いだけで、ノミやマダニは寄生するタイミングを待っています。
 
以下のグラフのように、 秋から冬にかけて幼ダニ・若ダニが活動します。
アウトドアの季節と重なるため、 マダニ被害が多くなる時期です。
ダニに咬まれ死者が出たSFTSという感染症の報告は 1月から報道されるようになりましたね。

 
ノミは冬に活動性が低下しますが、冬も寄生率は思っているよりも高いんです。

日本の冬季における猫及び犬に寄生するノミの疫学調査より
 
成虫が1匹いたら、環境中に卵やサナギなどが成虫の約20倍もいるんです。
活動性が低下しているため、成虫が産卵し、幼虫やサナギを経てまた成虫になるまでの
時間も長くなります。
成虫以外の時間帯が長いということは、 冬場は成虫だけ駆除するようなお薬ではあまり効果がないということになります。
 
医薬品の中でも、成虫以外に効果のあるものは限られています。
お使いのお薬は、卵や幼虫にも効きますか?

Q8:殺人ダニ?SFTS?なんのこと?

A.日常の環境にいる「マダニ」から感染する「ウイルス」です。

 
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)というのは、マダニに咬まれてうつる危険な感染症です。
2016年11月発表の資料によると、日本で226名が感染し52名が死亡しているようです。
現時点ではSFTSウイルスに対する予防法も、治療法もなく、死亡率が23%というのは恐ろしいことです。
夏休みにご実家に帰省される方、年末・年始に帰省予定の方、アウトドアに連れて行かれる方は、特に注意が必要です。
 
このウイルスを運んでくる「マダニ」は特殊なマダニではなく、日本全国の普通の草むらに生息し、通常はタヌキや野良猫などの野生動物から吸血して生活しています。
お散歩中のワンちゃん、外出ネコさんに寄生することもあります。
ちなみに、ネズミなどから吸血し、ネズミなどの巣で増殖する「イエダニ」とは異なるのでご注意ください。
 

ペットと暮らす皆さんにとって、とても怖い感染症ですが、医薬品の「ノミ・マダニの薬」で駆除できるマダニが運びます。
まずはペットを守ることで、ご家族の安全も守りましょう!
 
実際の生活における注意点は以下の3点です
  • アウトドアに出かけるときは 長袖の洋服を着る
    (マダニにヒトが咬まれないように)
  • 医薬品のノミ・マダニ駆除薬を定期的に使う
    (市販のものは医薬部外品であり、効果が不十分です)
  • 冬も含め、ノミ・マダニ駆除薬を 通年使う
    (SFTSによる死者は冬にも出ています)
 

SFTSについて、以下ももぜひご覧ください。
厚生労働省によるQ&A
国立感染症研究所のHP
国立感染症研究所の配布資料
『マダニ対策・いまできること』

『ノミ・ダニ予防』に関する疑問は解決しましたか?
危険な感染症をいろいろ運ぶ運び屋は、意外と近くにいます。
簡単に予防できますので、環境に合わせて選びましょう。
ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください!

アイビーペットクリニック

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