わんちゃんのしつけについて

こんにちは!看護師の笹原です!
今回から、私の担当回では『わんちゃんのしつけ』について紹介していきます。
第一回目として「子犬の社会化」についてです。

「社会化期」は、子犬さんの人生を左右する非常に重要な時期です。
生後3週齢~14週齢の時期に、たくさんの人や犬に触れあっていると将来誰とでも仲良くできるフレンドリーな性格に育っていきます。
反対にこの時期に家族だけの生活をしていると、お散歩デビューをしても、よその人やわんちゃんが怖くなってしまい、家の外に出るのもイヤとなってしまうことがあります。

そんな社会化に実践すべきポイントを4つご紹介します!

1.抱っこ散歩をする
大事な社会化期に家の中ばかりいると、外が怖い世界になってしまいます。
抱っこやカートなどにのせてお散歩しましょう!
キャリーに入ったままでもOKです!

2.どこでも触れるようにする
足先、口周り、耳、お尻周りなどは、練習していないわんちゃんだと触ると嫌がる部分です。
ブラッシングやハミガキをするときに唸られたり噛まれたりしないように子犬のうちにトレーニングを始めておくことがおすすめです。

3.様々な音を聞かせる
インターフォン、電話の音、バイクの音など、恐怖心が芽生える前に色々な音を聞かせてあげましょう!

4.色々なわんちゃん、人に触れ合う
ただし、どんなわんちゃんでもOKではありません。
相手のわんちゃんの性格や、病気を持っていないかなど、注意すべき点がたくさんあります。
安全が確保されているパピーパーティーやパピークラスに参加するのが無難です。

子犬さんのうちに、以上の4点を意識していただけると、我が子の可能性が広がります!
アイビーのパピークラスでは、獣医師による講義だけでなく、プロのトレーナーとの実習があります。

アイビーのドッグトレーナー・亀井は、わんちゃんの無限の可能性を引き出す達人です。
そして、飼い主様は育児の楽しさを実感できるはずです。
他のわんちゃん、人との交流ができ、子犬さんにも飼い主様にも良い経験になるに違いありません。

次のパピークラスは11月8日です。
子犬との暮らしを楽しんでいる方、苦労されている方、皆さんお越しください。

次回は看護師・古川が担当します!
お楽しみに!

口臭気になりませんか?愛犬と愛猫の歯周病について

こんにちは、今回は看護師の北島が担当いたします。

私の担当回では、シニア期のケアをテーマにしています。

本日は【歯周病とデンタルケア】です。

まず【歯周病】についてご説明します。

歯周病は、3歳以上のワンちゃん、ネコちゃんの約8割にみられます。

若いうちから始まり、シニア期には多くの歯を失ってしまい、食事のトラブルとなってしまいます。

【歯周病】は、歯周病菌によって歯肉や顎の骨が腐っていく感染症です。

また、進行すると口の中だけではなく全身に影響を及ぼします。

報告が多いものは、心疾患や腎疾患の進行や肝炎の誘発などです。

重度の歯周病の場合は、手術での治療が必要になります。

治療には麻酔が必要であり、シニア期は麻酔のリスクが高いため注意が必要になります。

お口のトラブルは早期発見が重要ですが、重度の痛みを伴うレベルにならないと発見は難しいため飼い主様は見逃してしまうことが多いです。

そこで、お口トラブルのサインをいくつかご紹介します。

下記のサインがでたら歯周病のかも?

・お口が臭い

・歯磨きで歯肉から血が出る

・歯と歯肉の間から膿が出る

・口を触ると嫌がる

・目の下や顎が腫れている。

・くしゃみや鼻水が出る

・食べ方が変

※お口が健康なワンちゃん・ネコちゃんに口臭はありません。

『口臭』から始まり、上記の段階を踏んで悪化していくことが一般的です。

進行するほど痛みが強くなるだけでなく、大掛かりな治療が必要になっていきます。

※逆に歯周病以外でも上記の症状がみられる疾患があります。

『歯周病』が気になったら、早めに獣医師にご相談ください。

【ホームデンタルケア】

口や歯に触られることは元々嫌な事です。

お口のケアの為に若いうちから少しずつ慣らすと良いでしょう。

初めはお口に触れることから始まり、次に歯磨きシート、最後は専用のハブラシで磨けるようにします。歯の汚れを落とすことだけでは歯周病の予防にはなりません。

歯だけでなく、歯周ポケットを綺麗にすることが重要です。

歯磨きのタイミングとしては、散歩の前や食事の前に行い、『いつもの流れの一部』と認識させることが重要です。

歯は一生使い続ける大切なものです。

お口のトラブルを知り、若いうちからケアすることで歯の病気を予防できます。

シニア期になっても美味しくご飯が食べられるように、お口のケアで健康寿命を延ばしましょう!

アイビーでは、歯磨き教室を定期的に開催しています。

歯磨き初心者の方も、苦戦している方も是非一度いらして下さい。

デンタルケアの詳細はこちら

https://ivypetclinic.com/prevention/dental_care.html

歯磨き教室の詳細はこちら

https://ivypetclinic.com/life/seminar/dentifrice.html

アニコムの『特例』が無期限に!?

今年のコロナ禍に対して、動物保険大手の『アニコム』が期間限定で『飼い主様だけでの受診』も保険適応OKとしました。

段階的に期間が延びていましたが、今回の発表では『当面はOK』と終了時期を未確定にしたようです。

これにより、しばらくは他の保険会社と同様に、飼い主様だけでのお薬のお受取りでも保険適応されます。

心臓病、アトピー、腎臓病など、長期間にわたってお薬を続けなければならない子達にとっては、とても良いことですね。

アニコムのHPには掲載されているものの、飼い主様へのご案内がないとのお話をお聞きしたので、この場でのご案内でした。

ペットの寿命がどんどん延びています。
東京農工大学から出た2017年の報告では、25年前と比較して、日本のワンちゃんの平均寿命は1.5倍、ネコちゃんの平均寿命は2.3倍に伸びたそうです。

長生きするほど付き合う病気も増えます。
病気が増えるシニア世代に入る前に、保険に加入される方が非常に多いと聞いています。

せっかく加入している保険ですから、上手に使いたいところですね。

獣医師 宮澤 裕

絶対見るべき今年最高のWEBセミナー!

ネコさんを乳がんから守るための《キャットリボン運動》をご存知でしょうか。
ワンちゃんの乳がんとは異なり、ネコさんの乳がんを完治させることは非常に困難です。

でも、【乳がん】について知っていれば、一緒に暮らす時間を大きく伸ばすことができるんです。

『がんになったら終わり』ではないんです!

腫瘍科認定医として、日々、がんと闘うワンちゃん・ネコさんと向き合っています。
『がん』は防いだり、治したりできるものも多いんです。
ご家族がちょっとしたコツを知っていれば・・・、諦めずにご相談いただければ・・・。

私が最も尊敬する小林哲也先生は、間違いなく日本最高の腫瘍内科医です。
がんセンターでの日々の診察だけでなく、ワンちゃん・ネコちゃんを救うための取り組み、若手獣医師のための取り組み、被災地支援など、精力的に活動されています。
そして、我流ではなく、常に医学的な根拠に基づく意思決定をしています。
心から尊敬し、憧れる獣医師です。

そんな小林哲也先生が、飼い主様にネコさんの乳がんについてわかりやすい言葉でWEBレクチャーをします。
その他にも様々なプログラムが予定されているようです。
ぜひ、キャットリボンの公式ページをご覧ください。

公式ページはこちら

ウェブ配信は10月22日(木)です。
14時からと、20時からの2回配信とのことです。
ネコさんと暮らす全ての飼い主様にぜひご覧いただきたいイベントです。

アイビーはキャットリボン運動の公式スポンサーです!

獣医師 宮澤 裕

てんかん発作は○○○で改善!?

ワンちゃんの111頭に1頭が【てんかん発作】をもっていると推定されています。
従来の治療法では、約20~30%のワンちゃんは良好なコントロールができないとされてきました。*1

ちなみに、発作中は、脳内で異常な電気信号が生じています。
発作が5分以上つづいている場合、脳に障害を受けていくため、治療が必要です。
1回の発作がごく短時間であっても、回数が多いとやはり脳に障害を受けます。

ここで重要なのは、国際的なガイドラインで『てんかん発作は発作頻度を半分にすることが目標』とされているということです。
さまざまな医薬品を組み合わせても30%近くのワンちゃんは、発作頻度を半分にできないんです。

近年の報告では、医薬品ではなく療法食を使用する事で、以下のように大きな成果が得られることが証明されました。
従来の医薬品治療と併用することで、さらなる改善が期待されます。

《てんかん用の療法食》*2
・71%の犬の発作頻度が減少
・48%の犬の発作頻度が半分以下に減少
・14%の犬の発作が完全に消失

この療法食は、神経伝達を調整する成分を多く含有するため、脳の過剰な興奮を抑える効果があるそうです。
最近の獣医療の進歩は医薬品だけでなく、食事にも大きな変化をもたらしています。
我が子の食事選び、サプリ選びも自己流ではなく、医学的な根拠があると安心ですね。

ヒトの医療と同様に、獣医師も専門分野・得意分野があります。
『てんかん発作』などの神経科のトラブルでお困りの方は獣医師・五十嵐へご相談ください!

アイビーのスタッフ紹介はこちら

《参考文献》
*1:Therapeutic Serum Drug Concentrations in Epileptic Dogs Treated with Potassium Bromide Alone or in Combination with Other Anticonvulsants: 122 cases (1992-1996).
*2:A randomized trial of medium-chain TAG diet as treatment with idiopathic epilepsy.

獣医師・宮澤 裕