Category Archives: 病気のご案内

日本で狂犬病が発生!

つい先日、名古屋で狂犬病に感染し発症したヒトの報告がありました。

狂犬病は『すべて』の哺乳類に感染し、発症したら『ほぼ100%死亡』します。
ワンちゃんだけの病気ではないんです。

狂犬病のない国は日本を含め数か国しかなく、
世界中で毎年5万人を超える方が亡くなっています。

これほどハードな感染症が日本で発生してしまいました。
新型コロナウイルスのように蔓延してしまうのでしょうか…。

実は、ヒトが感染しても『発症前』であれば治療ができます。
また、基本的にヒトからヒトへの感染は起こりません。
では、ワンちゃん・ネコちゃんが感染しても…と考えてはいけません。
もしペットが感染した場合、速やかに殺処分となってしまいます。

今年は新型コロナの影響で、狂犬病の集合注射をしてなかった!
うちの子、まだ打っていない!という方はいませんか?

2013年の台湾のように、『すべての哺乳類』に感染できる狂犬病が野生動物に広がってしまったら撲滅は非常に困難です。
日本でもいつ狂犬病が流行するかわかりません。
日本のワンちゃんの約半分しか狂犬病予防接種を打っていないと報告されています。

狂犬病は『咬傷感染』です。
ペットにも使える最強の消毒液『バイオウィル』を使っていても、咬まれたらアウトです。
しっかり予防接種をうって、狂犬病が日本に入ってきてしまった時に備えましょう!

狂犬病予防接種は、待ち時間ゼロの《予約健診》で接種できます。
まだお注射ができていないワンちゃんは早いうちに済ませてしまいましょう。
健康上の問題で不安がある方は、獣医師が発行した《猶予証明書》を役所に提出すれば、無理に接種する必要はありません。
お気軽にご相談ください!

『台湾での狂犬病』についてはこちら
『バイオウィル』のご紹介はこちら
『予約健診(昼)』のWEB予約はこちら
『予約健診(午後)』のWEB予約はこちら

獣医師 宮澤 裕

飲み水に混ぜるだけ!簡単デンタルケア

ワンちゃん・ネコちゃんの『口臭』が気になったことはありませんか?
歯周病がなければ口臭はしません。

3歳のワンちゃんの80%は歯周病になっていると報告されています。
そして、ネコちゃんはもっと多いと言われています。

そうなんです、ペットのハミガキで苦労されている方はたくさんいます。
でも、諦めないでください!

ワンちゃん・ネコちゃんは基本的には『虫歯』にはなりません。
それが怖いところなんです。
見える『歯』は元気なのに、歯茎の奥の見えない部分で『歯周病』になってしまうんです。
徐々に顎の骨が溶けていってしまうので、治療としては『歯を抜く』ことになります。

さて、怖いことばかりご紹介しましたが、しっかりハミガキをしていれば、歯の治療が必要になる頻度を減らせます。

でも、頻繁にはハブラシができない!という方も多いはずです。
そこで《アクアデント》がオススメです!

飲み水に混ぜるだけでハミガキの補助になります。
 ※ハミガキ不要にはできません!

スポイト付きのミニサイズが使いやすくてお勧めです!

獣医師 宮澤 裕

草を食べるべきか!?

最近、『嘔吐』『下痢』で受診されるワンちゃん・ネコちゃんが非常に多いです。
外出自粛によるご家族の生活リズムの変化、急な気温の変化などが要因ではないかと思います。

そしてお話を伺う中で、『草を食べたがる』というフレーズをよく聞きます。
ペットショップでも、ペットグラスなどの名前で販売されています。
ワンちゃん・ネコちゃんにとって『草』はどのような意味を持つのでしょうか。

【ワンちゃん】
ワンちゃんが草を食べたがるときは、通常は気持ち悪い時です。
草を食べて、胃のチクチク感で嘔吐を誘発し、過剰にたまった胃液を吐こうとする行為です。
だから、先のとがったチクチク系の草だけを食べているはずです。

胃液を吐いて一時的にスッキリしても、原因は治っていません。
また、大量の草を食べて腸閉塞となり手術が必要になる子もいます。

《イヌ結論》
ワンちゃんが草を食べようとしたら、食べさせずに病院へ!

【ネコちゃん】
肉食だから肉だけ食べればよいというのは、手作りフードや偏った思想のプレミアムフードに多い勘違いです。
ネコちゃんは肉食性ですが、植物由来の食物繊維も必要です。
野生のネコ科の動物は、肉ばかり食べているわけではありません。
草食動物の腸内で程よく消化された草を大量に食べています。

では、野生のネコ科動物が自然に生えている草を食べる時はどのような時でしょうか。
これはワンちゃんと同様に、吐きたい時です。
ネコちゃんの場合は胃液ではなく、胃にたまった毛玉を吐くためにたまに草を食べる習性があります。
ということは・・・、ちゃんとブラッシングをしてあげれば、吐かせる必要はありません。

《ネコ結論》
ブラッシングをしよう!
猫草は吐いて食道が荒れる原因となるので、与えないことが望ましい!

ワンちゃん・ネコちゃんに共通して、高品質な食事と、日々のスキンシップが重要といえます。
飼い主様の『?』という気づきや違和感は、健康のサインであることが多いです。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください!

獣医師 宮澤 裕

参考資料:Small Animal Gastroenterology

新型コロナが猫さんにも感染?

先日、『新型コロナウイルスが猫から猫に感染する』という報告がありました。
この報告には注意が必要なので、ご紹介させていただきます。

この研究は、『猫に感染させたら猫の体内でウイルスが増殖した』という実験的なものです。
しかも『発熱などの症状は示さなかった』という結果です。
現実的な環境でもネコさんに感染するのか?という点が重要です。

関連するであろう情報を列挙します。

1.ペットからヒトに感染するか

現時点で、世界で400万人を超える感染者が発生している中で、感染者(ヒト)からワンちゃん・ネコちゃんに感染したかもしれないという報告が数例のみあります。
しかし、『ペットが発症した』または、『ペットからヒトへ感染した』という報告はありません。

参考)厚生労働省『新型コロナウイルスはペットから感染しますか』

2.ペットでの陽性率

動物専門の検査センターが独自に行った調査では、7500頭以上の犬・猫で検査を行い、猫2頭で陽性反応があったと報告されています。
つまり、ヒトが運んできてペットに移すことはあっても『ペット間で流行していない』といえます。

参考)世界小動物獣医師会『新型コロナウイルス感染症について』

3.ペットが発症するか

大手動物保険会社の集計では、新型コロナが流行してから、ペットの呼吸器疾患が増えたという変化はないそうです。
日々の診察の中でも、現在は『嘔吐・下痢』の子が非常に多いのですが、『発熱・咳』という症状の子は増えていません。

『嘔吐・下痢』の子が増えているのは、テレワークや外出の自粛などで、飼い主様の生活リズムが変わったことも要因かもしれません。

4.どのように生活すべきか

今まで通り、飼い主様(ヒト)が感染しないことが重要です。
ワンちゃん・ネコちゃんを健康に保ち、マナーを守ったスキンシップをとることも今まで通りです。

FIPウイルス(コロナウイルス科)の研究の第一人者であり、日本獣医がん学会や日本臨床獣医学フォーラムの会長を兼任されている石田卓夫先生のコメントをご参照ください。

参考)※中段の『JBVPからのhttp://www.jbvp.org/index.htmlお知らせ』をクリックしてください

ペットのために何ができるのか…。
結局、飼い主様が感染しないで済むように、ご自身の身を守ることが重要であることに変わりはありません。
外出を自粛して、我が家のペットと過ごす時間を大切にする良い時期です。
楽しく、健康に過ごしましょう!

獣医師 宮澤 裕

予防接種とコロナウイルス

こんにちは!今週は獣医師の阿部が担当します。

4月になり暖かい日も増えてきましたが皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

4月になると動物病院は予防接種に、フィラリア検査と大忙しですが、今年はコロナウイルスの影響か、いらっしゃる方も例年より少ないように感じます。

コロナウイルスが心配…でも予防もしないと…と困っている方のために、今回は各予防についてご紹介します。

この時期のワンちゃん、ネコちゃんの予防には狂犬病ワクチン(ワンちゃんのみ)、フィラリア予防があります。

狂犬病ワクチンの予防接種は国のルールとして定められたものですが、接種が遅れても日本国内のワンちゃんが狂犬病に感染する心配はありません。

また、当院では大和市、相模原市、座間市にお住まいの方は4月から8月まで代行手続きが可能です。(手数料はかかりません)

そのため、少し時期をずらしてコロナウイルスの影響が落ち着くまで待つ方が安心ですね。

混合ワクチンは1年に1回の接種が必要ですが、ワンちゃんへの負担がかからないように、狂犬病予防接種と時期をずらす方が安心です。

神奈川県では、フィラリア予防期間は5月~12月までとされています。

ワンちゃんは、安全にフィラリア予防薬を始めるため、フィラリア検査を5月上旬までにフィラリア検査を受ける必要があります。

ネコちゃんはフィラリア検査を行わずにフィラリア予防を始められるため、外来の込み合わない時間に是非フィラリア予防薬をお受け取りにお越しください。

いずれの予防でも《予約診察》や《ネコノメシステム》を活用すると混み合う心配がなく安心ですね。

それではお体に気を付けてお過ごしください。

獣医師 阿部