Category Archives: 飼い主様セミナーのご紹介

お口のトラブルについて

こんにちは!今回は獣医師の國重が担当させていただきます。

さて、今回はこんな症状を見かけたら『お口のトラブルかも!』というものをご紹介します。
 
《症状》
・お口の片側だけでものを噛んでいそう
・頭をよく振る
・硬いものを食べたがらなくなった
・ご飯中に鳴く、食べるのに時間がかかる
・お顔を触らせてくれなくなった
・前肢がよだれで濡れている
・最近怒りっぽくなった
・鼻血が出ている
・唇が腫れている
・頬や顎から膿が出ている
などです。

お家のワンちゃん・ネコちゃんにこんな症状が出ていたら是非お口のチェックにいらしてください!

また、歯周病の原因にもなる歯石ですが、一度ついてしまうとハミガキではとれません。
歯石がつかないように、日々のハミガキをしっかりやっていきましょう!

ハミガキのやり方が分からない、練習したいという方も多いと思います。
当院では二か月に一度のペースで歯磨き教室を開催しています。

歯周病の仕組みの詳しいお話や、歯磨きのやり方などをご紹介しています。
次回は9月26日(日)の予定です。ご予約はホームページからもできます。
是非参考にしてみてください!!

セミナーでいただいたご質問への返答

こんにちは。今週は獣医師 富田が担当します。

7月に行われた、飼い主様向けセミナーでいただいたご質問にお答えします。

7/18ハミガキ教室

Q.ハミガキをどうしてもさせてくれないときはどうすればいいですか?

 (噛む、吠える、逃げるなど)

A.ある日、突然ハミガキができるようにはなりません!

 ゆっくり時間をかけて、ハミガキが苦手にならないようにしてあげましょう!

 美味しいハミガキ粉を使い、楽しい雰囲気で、短時間で!

 親子ともに、ハミガキが嫌いにならないようにすることが大切です。

 ステップ①:スキンシップの一環で口元を触ってみましょう

 ステップ②:歯ぐきをめくって歯をみてみましょう

 ステップ③:ハミガキ粉を歯に塗ってみましょう

 ステップ④:歯ブラシを使ってハミガキをしましょう

7/25ダイエットと関節セミナー

Q.うちの子(チワワ 約2kg)の1日の運動量はどのくらいですか?

A.1日2回、15-30分程度のお散歩が一般的です。

体重あたりの運動量や散歩の時間は決まっていません。

激しく動く子は休みながら、少し短めのお散歩を。

ゆっくり臭いを嗅ぎながら歩く子は、焦らせずにゆったりと。

この時期はお散歩での熱中症や足裏のやけどが多いので、涼しい時間帯に短時間で済ませましょう。

今後もコロナウイルス感染症に気を付けながら、飼い主様セミナーを行っていく予定です。

8/22には新セミナー「動画で学ぶ発作セミナー」を開催予定です。

現時点でたくさんのご予約をいただいております!

あと少し予約枠がありますので、ぜひご参加ください。

ご予約はこちらから

休日の炭酸浴

さて、炭酸浴という言葉から何を想起しますか?

私は週一回の贅沢として、バブを2個も使ってゆっくり湯舟につかります。
良い香りとブクブクに包まれて幸せな時間です。
あの『ブクブク』とした炭酸ガスが温浴効果を高めてくれるのだそうです。

※メーカーHPによると、適量を超えてバブを投与することはお勧めしないそうです

アイビーでは、副院長が皮膚科を得意としていることもあり、Pluck社のプレジールという炭酸泉設備を使用しています。
私の愛するバブとはレベルの違う”炭酸泉”です。
特にプレジールは、世界獣医皮膚科学会でも効果が認められた最高級の炭酸泉設備です。

炭酸泉の効果で、皮膚表面の皮脂のベタベタを落としてくれるので、お肌も被毛もサラサラになります。

炭酸ガスは、皮膚の表面だけでなく、皮下に浸透して血行を促進するため、皮膚の代謝や免疫を改善します。
それによって、アトピーの子が発毛し始めるなど、皮膚そのものが改善していきます。

なにより、心臓病の子は体温が上がることで死に至ることもあります。
高濃度炭酸泉は低い温度のお湯でも体が血行がよくなるため、ペットに負担をかけません。

アイビー自慢の炭酸泉の動画は、アイビートリミング室のインスタグラムにアップされています。
ぜひご覧ください!

《アイビートリミング室》

アイビーでは、病気の子に絞ってトリミングや炭酸泉のご予約をお受けしています。
現在はご予約に少し余裕があるので、ご希望の方はお気軽にご連絡ください!

また、4月18日には、ご家庭でもできるスキンケアについてのセミナーを開催します。
炭酸泉や保湿剤などの『外側からのスキンケア』だけでなく、『内側からのスキンケア』も大切です。

皮膚の弱い子はもちろん、すべてのシニアペットのご家族にお勧めのセミナーです!

《スキンケアセミナーのご案内》

獣医師 宮澤 裕

ペットの防災対策

こんにちは!今週は看護師の笹原が担当します。今回は【しつけ】とは離れ、動物の防災についてご紹介したいと思います。
最近は地震が続いてますね。皆さん、我が子の防災対策はしていますか?
私は最近ペットが増えたこともあり、今回の地震で見直しをし始めたところです。

基本的な持ち物としては…
【ワンちゃん・ネコちゃん共通】
・ごはん、飲み水、常備薬、食器
→1週間分以上のあったほうがいいと思います。療法食を食べている子は療法食を!

・リード、ハーネス
→リードは伸びないものがいいです。

・キャリーバック
・ワクチン証明書
・狂犬病証明書(犬)
・消臭スプレー、消臭袋
・ペットシーツ(犬)
・トイレ砂(猫)
・タオル
・洗濯ネット(猫)
・ケージを囲う布(猫)
→暴れたりするこの場合は洗濯ネットにいれると逃げません。

その他、『持ち物』ではなく、『準備しておくべきこと』

【ワンちゃん編】社会化のしつけ7つ
1.呼んだらもどっくる
2.ケージやクレートの中で落ち着ける
3.人や動物を怖がらない、攻撃しない
4.家庭以外の場所でも寝れる
5.どこでも飼い主の声を聴いて行動できる
6.目を合わせてコミュニケーションがとれる
7.体のどこを触られても怒らない

【ネコちゃん編】
1.ケージやクレートの中で落ち着ける
2.体のどこを触られても怒らない
3.洗濯ネットに入る練習
4.ハーネスを付ける練習

皆さんのワンちゃん・ネコちゃんはいくつできますか?
防災グッズは使う日なんて来ないのが一番ですよね。
ですが、「備えあれば憂いなし」という言葉もあるので、今から準備しておきましょう。

アイビーでは『ペットのために災害に備えるセミナー』も実施しています。
今年は8月29日に開催予定です。
ぜひご参加ください!

【重要】w/d(犬用)がリニューアルします。ご注意ください!

近年の療法食は、以前と比べてとても美味しくなっています。
機能面でも、病気の治療や再発防止の効果を強く実感できるもが多々あります。

しかし、厳密には『療法食』は『総合栄養食』ではありません。
特定の疾患をケアするために、栄養を極端に偏らせたフードなので、
当然ですがそのデメリットもあります。

獣医師の判断のもと、選択すべきものです。

最近の療法食は複数の特徴を併せ持ったものが多く、私たちも勉強が大変です。
アイビーの獣医師・看護師は全員がロイヤルカナンのフードマイスター資格と、
ヒルズのフードアドバイザー資格を取得しています。

※1年目のスタッフは、毎月ロイヤルカナンの獣医師から栄養学のセミナーを受けています。
4月には、資格試験を控えており頑張って勉強中です!

今回、【ヒルズのw/d(犬用)】で重要な成分変更がありました。

w/dは以下のような特徴を持っていました。
・高繊維
・低脂肪
・糖質の吸収が穏やか
・低カロリー
・消化管の調子を整える

新w/dでは、脂質とカロリーが上がります。
これまで【高脂血症】【膵炎】【ダイエット】で使用していたワンちゃんは、
期待していた効果が得られなくなるため、フードの変更が必要です。

リニューアルしても『w/d』自体は非常に高性能なフードです。
療法食全体に共通ですが、療法食は正しく使わなければ我が子に害になる可能性もあります。

アイビーでw/dを食べているワンちゃんは全員ピックアップ済なので、
診察の際に適したフードを順次ご案内していきます。もし、自己判断で『w/d』を与えている方がおられたら、ぜひご相談ください。

フード選びは我が子を健康に保つための重要な要因です。
できるだけ自己判断とならないよう、お気軽にご相談くださいね。

4月には【フードの”正しい”選び方セミナー】もあります。
ぜひご参加ください!

【フードの”正しい”選び方セミナー】

獣医師 宮澤 裕