迷子の子猫さんを探しています。
8月20日(月)の夜に、大和市下鶴間で逃げ出してしまったそうです。
綺麗な黒猫さんの男の子(去勢済み)で、約4か月齢です。
見かけた方はぜひご連絡をください。
暑かったり、大雨だったりと不安定な天候の中で迷子になっています。
ご協力いただけると幸いです。
—–追記—–
子猫さんが見つかりました!
ご協力ありがとうございました!
獣医師・宮澤 裕
先日19日はお休みをいただいて【猫のリンパ腫】のセミナーに行ってきました。
ここ数年、【猫の〇〇〇】という専門誌やセミナーがとても多いんです。
ワンちゃんとネコちゃんでは、使える薬は違うし、食べてよいものも違います。
当然、病気の知識も分けておかないといけないですね。
特に腫瘍の世界は進歩が非常に速いので、情報のアップデートは欠かせません!
いまやワンちゃん・ネコちゃんの2頭に1頭が『がん』で亡くなる時代と言われています。
しかし、治せる『がん』も着実に増えています。
体調に違和感を感じるシニア世代は積極的にがん検診を受けましょうね!
さて、今回のセミナーは東大で行われ、腫瘍科だけでなく、画像診断、外科、病理診断などの専門家7名が講師を担当する豪華な内容でした。
特に日本小動物がんセンターの小林哲也先生は、私の憧れの獣医師です。
最新の知識を得られるのはもちろんですが、小林先生の講演を聞くととても気合が入ります!
日々、『がん』の子と向き合うご家族の不安は相当なものです。
『がんの子』だけでなく、『がんの子のご家族』も背負っていく獣医師でありたいと願っています。
9月1日(土)もお休みをいただいて、『麻酔』のセミナー(7時間…)に行ってきます。
今後もより良い診察、より良い治療のために、トレーニングを続けていきます。
たまにお休みをいただきますが、ご了承くださいね。
もちろん、私が不在の日も、アイビーには得意分野の異なる頼もしい獣医師がたくさんおります!
安心してお越しください。
獣医師 宮澤 裕
あるメーカーさんから新作の香水を2種類いただきました!
待合室においてあるので、ぜひその香りを楽しんでみてください。
香水の瓶の画像の下に気になる注意書きが・・・。
『※ニオイを不快に感じることがありますので、お試しになる際はその点をご了承ください。』
・・・?
とりあえず、嗅いでみました。
1つ目は、小学生の頃にザリガニを買っていた小さな水槽の香りでした。
2つ目は、小さな公園の掃除されていないトイレの香りです。
これらの香水は『歯周病のペットの口臭』をモデルにしています。
歯周病は、口臭だけでなく、歯周病菌によって顎の骨が溶かされてしまうため、抜歯が必要となります。
重度に進行し、下顎骨が折れて骨折治療を受ける子も毎年4~5名います。
我が家のワンちゃん・ネコちゃんの口からこんな匂いがしていたら、すぐに教えてくださいね。
それでは、アイビーの待合室でお楽しみください!
※あまりの香りに、瓶を床に落とさないようにご注意ください!!!
獣医師 宮澤 裕
【レプトスピラ】をご存知ですか?
野生のネズミの尿からワンちゃんに感染する疾患であり、急激に腎障害が進行します。
ご家族が気づく症状は『オレンジ色の尿』がポイントになります。
そして、『ヒトにも感染』するため、『人獣共通感染症』に分類されています。
その中でも重要度の高い疾患であるため、診断した獣医師は都道府県への報告が義務づけられている『届出伝染病』です。
『届出伝染病』・・・国家試験に向けて必死に覚えたのが懐かしいです。
都市部ではあまり出会うことのない疾患ですが、毎年届出は出されています。
そして、今年6月にも東京での感染・発症が確認されています。
夏休みにアウトドアに行かれる場合は、ネズミがオシッコをしてそうな場所には立ち入らないようにしましょう!
獣医師 宮澤 裕
暑い日が続くこの時期は、毎年【膵炎】の子が急に増えます。
軽度の【膵炎】であれば食欲不振で済む子もいます。
重度の【膵炎】となると、強烈な腹痛とともに、絶え間ない嘔吐・下痢に襲われ、命を奪われることも珍しくありません。
その【膵炎】の子が途切れません・・・。
市販のフードは、外気温と同じかそれ以上の高温多湿の倉庫で保管されます。
しかし、ワンちゃん・ネコちゃんのお食事は、27℃以上で酸化が進むことが知られています。
酸化の進んだフードは『胸やけ』による『食欲不振』だけでなく、『嘔吐・下痢』の原因となったり、『肝障害』を起こしたりします。
そして、運が悪いと、【膵炎】を起こすこともあります。
アブラで胸やけをするような年代になった私にとっては、他人事ではありません。
『ちょっと食べが悪い』『ちょっとウンチがゆるい』だけが初期症状のことが多いため、ちょっとの体調不良で早めに対応することが重要です。
特に、『無症状のネコちゃんの18.8%が膵炎だった!』という研究論文も出ています。
そして、我が子のフードは『27℃未満』で保管することが重要です。
※冷蔵保存はNGです。
アイビーでは、ご注文いただいたフードは1日3回の温度チェックをしながら保管しています。
健康な体は高品質なフードから!
獣医師 宮澤 裕