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いまこそ!新型コロナから身を守ろう!

誤字・脱字を修正しました。(2021.10.08)

新型コロナワクチンの影響か、学生たちの夏休みが終わった影響か、
新型コロナの感染拡大が下火になってきましたね。
緊急事態宣言も解除されました。

このタイミングだからこそ、気を引き締めて身を守る必要があります。
少し気になる勘違いもあるので、正しい知識を再確認しましょう!

《ワクチンを打てば大丈夫!ではない》
ワクチンは『感染しないようにする』ものではなく、
感染しても重症化や死亡してしまう確率を下げるものです。
”新型”とつくことからもわかるように、
ウイルスはどんどん変異し強力になっていきます。
重症化の確率がどうこうというよりも、やはり『感染しないこと』が優先です。
そのためには、『マスク』『手洗い』『3密防止』『換気』が重要です!

《重症化しにくい、なら良い?》
上記のように、ワクチンを打つことで重症化のリスクが減ります。
しかし、軽症であっても自身がウイルスをバラまいてしまい、
家族を危険にさらしてしまう可能性があります。
「ワクチン接種済みのスタッフが対応します」というお店が増えてきましたが、
それは「来店者が安全ですよ」という意味ではなく、
「感染者が来店してもスタッフの危険度が低いですよ」という意味です。

《やはり手洗い》
科学誌Natureに掲載された論文からもわかるように、
新型コロナウイルスはエアロゾルと呼ばれる小さな粒子が空中を舞って感染していきます。
つまり、マスクや換気が非常に重要です。
もしかしたら、ご家族が家庭にウイルスを持ち帰ってしまうかもしれません。
ご家庭ではマスクをしないことが普通だと思いますが、万が一に場合に備えて、ご家庭でも換気を徹底することが家庭内感染のリスクを軽減します。
ちなみに新アイビーの待合室は広いですが、
14分45秒ですべての空気が入れ替わる最新の換気システムを搭載しています。
エアコンが効きにくい点はご理解いただけると幸いです。

《Natureに掲載された論文(英語)》

《手洗いも大切》
ヒト医学の論文で、『ヒトは1時間に23回も自分の顔を触っている』ことが報告されています。
しかも研究対象は医学生であり、医学の知識があるヒトであっても無意識に顔を触っていることが分かりました。
さらに、そのうちの44%は粘膜面を触っていたそうです。
手にウイルスが付着した状況で、自分の顔の粘膜面を触ってしまうと、感染してしまう危険性があります。
やはり手洗いも重要な感染防御対策となりそうですね!

《感染防御と顔を触る回数の文献(英語)》

『集団の75%がワクチンを接種していれば感染症の流行を阻止できる』というシャルル-ニコルの法則が有名です。
基本的な感染防御ができているヒトの比率が高まっていけば、集団として感染症の流行リスクが減ります。

新型コロナの感染者数が減少してきている今、気を緩めることなく、ご自身やご家族の身を守っていきましょう!

ワンちゃん・ネコちゃんのワクチンも同様です。
元気な子こそ、ワクチンを忘れずに!

獣医師 宮澤 裕

流通が再開しました!(ダスクイン・歯ブラシ)

新型コロナの関係で、多くの製品の流通が不安定になっています。
一部の動物病院では、5種混合ワクチンですら入手困難となっているようです。

一方、先日ご案内した関節保護系サプリで最強の『ダスクイン』は通常流通に復帰しました。
また、しばらく流通が止まっていた『3本入り歯ブラシ』も通常流通になっています。
小型犬さんやネコさんでは、この歯ブラシ以外では綺麗に磨けないので、流通が再開してホッとしています。

フードも缶詰めやパウチなどのウェットフードの流通が非常に停滞していますが、徐々に流通が再開しているだけでなく、病気ごとに代替フードも存在します。
適切な食事選びは病気と付き合ううえで非常に重要です。
アイビーには多数のフードマイスター&フードアドバイザーがおります。
お困りの方はお気軽にご相談ください!

一方、糖尿病の子が使うインスリン、クッシング症候群の治療薬、腎臓病の子の内服は、それぞれ一部の製品またはサイズが期限不明の流通停止となっています。

《流通の止まっている薬剤》
・プロジンク…インスリン製剤
・アドレスタン5…クッシング治療薬
・セミントラ…蛋白尿の治療薬

アイビーではそれぞれの代替薬で治療の継続ができていますが、今後もコロナ禍の影響で治療薬の変更が余儀なくされることがあると思います。
状況に応じて最新情報をお届けしてまいります。

獣医師 宮澤 裕

炭酸泉と薬浴、再開しました!

こんにちは、今回は看護師の北島が担当いたします。

アイビーペットクリニックでの、炭酸泉と薬浴が再開しました!

現在、トリマー不在のため、トリミングサービスは休止中ですが、炭酸泉と薬浴は皮膚治療の一貫として看護師が引き続き行っております!

部分カットにつきましては、診察時に要相談になります!

猫ちゃんのトリミングは現在行っておりません(治療目的の部分カットは除く)

炭酸泉コース、薬浴の詳細はスタッフまで!!

★初めて炭酸泉、薬浴をご利用される方は、体調の把握や適切なシャンプー剤の選定のために診察が必要です。

獣医師の判断のもと、炭酸泉や薬浴の適否を判断し、看護師が体調を見ながら実施します。ご希望の方はお気軽にご連絡ください!

炭酸泉、薬浴は木曜日以外で実施しています。

ご希望日をお電話にてご連絡ください。

これから気温があがり、皮膚病の悪化しやすい季節になります。

皮膚でお悩みがありましたら、まずは診察へ!お気軽にご相談下さい!

以前から通われていた方々も、是非またお越しください!お待ちしております!

バイオマーカーって!?

外部の検査センターで計測する『バイオマーカー』のうちいくつかの価格が上がるようです。
対象となるバイオマーカーのうち、アイビーで使用しているものは以下の2つです。

心臓マーカー:NT-pro BNP(5,475円へ)
腎臓マーカー:SDMA(3,000円へ)

同じ子が頻繁に計測することはないのですが、便利な検査だけに価格が上がるのは残念ですね。

そもそも、『バイオマーカー』とはどのようなものなのでしょうか。

通常、病気の診断や進行度の把握のためは、血液検査やエコー検査などさまざまな検査を組み合わせる必要があります。

少量の血液や尿だけで、特定の病気の重症度を数値化するタイプの検査をバイオマーカーと呼びます。
ヒトであれば、『がんマーカー』や『糖尿病マーカー』が耳慣れているのではないでしょうか。

ワンちゃん、ネコちゃんにも多くのバイオマーカーがあります。
早期発見が重要な腎臓病、心臓病、がんのマーカーは非常に重要です。
今回は、代表として腎臓マーカーのSDMAをご紹介します。

一般的な血液検査では、腎臓病は『腎機能が25%まで低下』しないと検出できません。
一方、腎臓マーカーを計測することで『腎機能が60%まで低下』した段階で検出が可能です。

腎臓病は治すことができないため、まだ腎機能が残っているうちに検出できると、その後の人生において非常に有利になります。
検出できるタイミングが従来の検査よりもどのくらい早いかというと…
ワンちゃんで約10か月、ネコちゃんで約17か月も早く見つけられます!

これだけ早く病気を見つけて先手を打てると、老後が大きく変わってきます。
バイオマーカーを上手く活用することで、病気で苦しまない老後にしたいですね!

獣医師 宮澤 裕

2021年!明けましておめでとうございます。

こんにちは、今回の担当は高木です!

あけましておめでとうございます!

新年早々美味しいものを食べすぎて、私の体重が増加傾向です…。

ワンちゃん・ネコちゃんたちもここで気を付けないといけないことがあります!
我が家の愛犬はよくヒトの物を食べようとします。
今年の大きな事件はチョコレートを大量に食べてしまい、大慌てで病院に駆け込みました(-_-;)

美味しいものが大好きな我が愛犬です。

チョコの吐物画像があります。苦手な方はご注意ください。

吐いたものを見て改めて気を付けようと思いました。
それからは人間用のオヤツなどの誤食はなく、平和に過ごしています。

今年もチョコなどの誤食が無いように特に気を付けたいと思います!
皆さんもお気を付けください!見えない所で狙っているかもしれません。

皆様、今年もよろしくお願いいたします。