Author Archives: アイビースタッフ

大和市中央林間の動物病院、アイビーペットクリニックです。 当院のお知らせや、ペットの健康情報など、いろいろな情報をお伝えしていきます!

子犬の甘噛みについて

こんにちは。今週は看護師の笹原が担当します。

今回のテーマは「子犬の甘噛み」についてです。
わんちゃんを飼ったことがある方なら一度は経験があるのではないでしょうか?

いつかなくなるからと諦めてしまいがちですが、放っておくと将来に『本気の噛み』につながりやすくなります。
そうならないためにも、生後5ヶ月くらいまでには、しっかり咬みつき抑制ができるように教えましょう。
実際に行ってほしいステップをご紹介します。

1.まずはロープ状のおもちゃを使った引っ張りっこや、ガムなどのかじるおもちゃを与えてエネルギーの発散を十分に行い、かじる欲求を満たしてあげましょう。

2.子犬同士の遊びでは、強く噛んだら噛まれた相手が「キャン」といって楽しい遊びが止まります。
これを応用し、子犬が甘噛みしたら「あっ!」や「痛い」と大きな声で一言いって子犬をおいて部屋の外へいきましょう。20秒程度で構いません。

一番大事なのは子犬が「人の手や足を噛むと楽しいことがなくなってしまう」と理解させることです。
一度行っただけでは効果はでにくいと思います。
実際に私の家で最近飼い始めた子犬も一度だけでは効果はでませんでした。
何度も行うことで子犬も理解できるのか、効果を実感することができます。

注意点としては以下の2点にご注意ください。
1.手で遊ばない!
手で遊ぶと、手をオモチャと誤解させてしまうため、手では遊ばないようにしましょう。
2.引っ張りっこは手加減を!
子犬は乳歯が折れてしまうことがあるので、引っ張りっこは手加減をしましょう。

もし今「甘噛み」にお困りの方がいらっしゃったら今日から是非、実践してみてください。
うまく定着しない場合は、専属トレーナーの亀井にご相談くださいね。

寝たきり、後肢の麻痺による「褥瘡」の防ぎ方

今回のブログは看護師の北島が担当します。
本日は寝たきり時に起こりやすい褥瘡についてです!

・褥瘡とは、一般的に「床ずれ」にあたります。

高齢動物や後肢麻痺などの障害を持つ動物は、自力で姿勢を変えることが困難です。そのため、寝たきりの状態が長く続くと、特定の部位が圧迫され続け血行障害により皮膚などの細胞が壊死を起こし褥瘡が生じます。

特に痩せている動物では、骨の突出した箇所にできやすいため注意が必要です。

また、犬猫は皮膚が毛に覆われている事が多いので、発見が遅れ気付いた時にはかなり進行していることも少なくありません。そのため、褥瘡ができてからではなく発生するリスクが生じた段階から、ご自宅での正しい管理や褥瘡対策を始めましょう。

寝ながら走る犬のイラスト

褥瘡の2つの予防ケアポイント
①環境づくり
褥瘡を防ぐためには、体圧を分散し全身を面で支えるマット選びが重要です。
マットにも様々な種類がありますが、水洗いができる、高反発、通気性が良いものが予防に最適です。

②衛生管理
排泄物が付着して不衛生な状態が続く事も褥瘡の誘因となります。
・被毛や皮膚の表面の微量な汚れ
軽度の汚れは蒸らしたタオルや、洗い流さないタイプのボディシートを活用しましょう。蒸らしタオルは温めることで血行促進や、リラックス効果があります。やけどや擦りすぎに注意しましょう。

・皮膚にしっかりと付いた汚れ
下痢便や、尿が皮膚にまで付着した場合は、拭き取るよりも洗い流した方が衛生的です。部分洗いが困難な場合は、専用の洗浄液などを活用しましょう。

・冬場のジェルマットの使用について
ジェルマットの下にヒートマットやホットカーペットを敷くと、熱がジェルに伝わり低温やけどを引き起こします。また、床が冷えているときも同様にジェルが冷たくなり体温を下げてしまうことがあるので注意が必要です。

・マットの上にタオルを何枚も重ねない
マットの上下にタオルや、シーツを何枚も重ねてしまうと通気性が効果を発揮せず、熱がこもる原因になります。また、痩せている動物ではタオルやシーツのシワから、血行阻害や痛みを伴う場合もあります。マットの上は最小限で管理しましょう。

【すでに褥瘡ができている場合】
高反発マットの上にジェルマットを使用すると、褥瘡による疼痛の緩和、治癒の促進に役立ちます。

褥瘡の予防ケアは、日々生活を共にしているご家族しか行えません。
マットなどを正しく使用し、手厚いケアでカバーしましょう。

新病院スタート

こんにちは。今週は獣医師の阿部が担当します。

今年よりアイビーは引越しして新病院になりました。

病院が大きくなっただけでなく待合室も広くなり、診察室も4つに増えました。

加えて、ワンちゃんネコちゃんの入院室もパワーアップしました。

今までの入院室よりお部屋の数が増えたことに加え、スタッフが検査や処置を行う部屋から入院室がよく見える構造になっています。

入院中の動物の急な体調変化はもちろん、ホテル中の動物のオシッコやウンチもすぐに駆け付けます!

ワンちゃん入院室

ネコちゃん入院室

他にもパワーアップしている場所はいくつかあるので是非スタッフに聞いてみてくださいね。

新病院の内部をご覧いただく『内覧会』も計画中です!

おたのしみに!

《3密対策》診察予約について

1月から《3密対策》の1つとして診察が予約制となりました。
もちろん、良い面ばかりではなく、ご希望の獣医師の予約がなかなか取れないことも予想されます。
しかし、アイビーでは全獣医師がそれぞれの得意分野を持っており、ワンちゃん・ネコちゃんの情報も共有できています。
状況に合わせて各獣医師をご活用ください。

また、『急な体調不良』で予約を待てない場合もあります。
その場合は予約外で対応いたしますので、まずはお越しください。
予約の方が優先となるため、お待たせしてしまう点はご了承ください。
その際は、獣医師をご指名されないほうがお待たせ時間が短くなります。

そしてご注意いただきたい点として、時間予約ではなく『時間帯予約』という点です。
10時台で予約をいただいた場合、基本的には『10時台予約』の方の中での先着順で診察となります。
10時ピッタリに診察ではありません。
歯医者さんの予約システムのイメージです。

以前と比べて、お待たせする時間が短くなり、待合室の《密集》も緩和されます。
しかし、病院としての診察可能数は減ってしまうことをご了承ください。
また、救急対応などで予約の方もお待たせしてしまうことがあると思います。
ご理解・ご協力いただけると幸いです。

獣医師 宮澤 裕

ワンちゃん撮影会!

2021年に入り、新アイビーでの診察が始まりました。
施設・設備がパワーアップし、より活性化したアイビーとなっています。

その中でも、アイビー専属トレーナーによるしつけ指導が本格的に始まりました。
『専属トレーナーがいたんだ!?』という方も多いと思います。

そこで、2階トレーニング室にて期間限定で《ワンちゃん撮影会》を実施しています。
特設ブースでトレーナーがワンちゃんのお写真を撮影します。
撮影中もトレーナーがコマンドを出したり、ワンちゃんの反応を見たりして、その子の行動タイプや問題点などを分析しています。
もちろん、飼主様からのご相談もお聞きします。

気に入っていただけたら、本来の『カウンセリング』や『しつけ指導』へ進むことも可能です。

つまり、以下2つの目的を持ったイベントです。
 ・小規模なスタジオアリスのような雰囲気で我が子の写真撮影
 ・アイビーの専属トレーナーがどんなスタッフかお試し

ご予約はトレーナー直通LINEへご連絡ください。

トレーニング室オープニングイベント
 1月6日~1月17日
 写真撮影および簡易カウンセリング
 参加費1,650円(税込)

ドッグトレーナーにもいろいろなタイプのトレーナーがいます。
軍隊のような減点性のしつけは、ペットもご家族も楽しくありません。
よく聞く、『トレーナーさんの言うことは聞くのに…』もNGです。

成功体験を通して褒めて伸ばす、飼主様にもいろいろ考えていただく…
アイビー専属トレーナーはペットライフが楽しくなること間違いなしです!

《撮影会のご案内》

お気軽にご参加ください!

獣医師 宮澤 裕