バイオマーカーって!?

外部の検査センターで計測する『バイオマーカー』のうちいくつかの価格が上がるようです。
対象となるバイオマーカーのうち、アイビーで使用しているものは以下の2つです。

心臓マーカー:NT-pro BNP(5,475円へ)
腎臓マーカー:SDMA(3,000円へ)

同じ子が頻繁に計測することはないのですが、便利な検査だけに価格が上がるのは残念ですね。

そもそも、『バイオマーカー』とはどのようなものなのでしょうか。

通常、病気の診断や進行度の把握のためは、血液検査やエコー検査などさまざまな検査を組み合わせる必要があります。

少量の血液や尿だけで、特定の病気の重症度を数値化するタイプの検査をバイオマーカーと呼びます。
ヒトであれば、『がんマーカー』や『糖尿病マーカー』が耳慣れているのではないでしょうか。

ワンちゃん、ネコちゃんにも多くのバイオマーカーがあります。
早期発見が重要な腎臓病、心臓病、がんのマーカーは非常に重要です。
今回は、代表として腎臓マーカーのSDMAをご紹介します。

一般的な血液検査では、腎臓病は『腎機能が25%まで低下』しないと検出できません。
一方、腎臓マーカーを計測することで『腎機能が60%まで低下』した段階で検出が可能です。

腎臓病は治すことができないため、まだ腎機能が残っているうちに検出できると、その後の人生において非常に有利になります。
検出できるタイミングが従来の検査よりもどのくらい早いかというと…
ワンちゃんで約10か月、ネコちゃんで約17か月も早く見つけられます!

これだけ早く病気を見つけて先手を打てると、老後が大きく変わってきます。
バイオマーカーを上手く活用することで、病気で苦しまない老後にしたいですね!

獣医師 宮澤 裕