Category Archives: 病気のご案内

日常ケアセミナー

こんにちは!今週は獣医師の五十嵐が担当します。

突然ですが、皆さんのお家のわんちゃん、ねこちゃんは爪切りやシャンプーをさせてくれますか?
爪が伸びすぎて肉球に刺さってしまった…
毛玉をほぐそうとして皮膚が裂けてしまった…
肛門腺がたまりすぎて破裂してしまった…
など、日常のケアで予防できるトラブルで来院される方も少なくありません。

毎年アイビーでは日常ケアセミナーを開催しています。
ぜひ、この機会に爪切りや肛門腺絞りのやり方をマスターして、お家でのケアに取り入れてみてください!
我が子との触れ合いが増えることで、病気の早期発見にもつながります。
『意外な発見があった』と好評のセミナーです!

<日常ケアセミナー>
日時:12月2日(日) 14~15時
参加費:無料
講 師:獣医師・阿部
予 約:事前にご予約をお願いいたします。

詳細はコチラ

猫の腎臓病とご飯の話

こんにちは!今週は獣医師の阿部が担当します。

 

今日は病院のメンバーをもう一人紹介します。

看板猫のながいきくん(通称:ながちゃん)です!病院スタッフみんなのアイドルです(笑)

ながちゃんは慢性腎臓病のstage2と診断されています。

そんな、ながちゃんが食べているのはこのご飯。

腎臓用療法食のキドニーキープ。

病院の腎臓病用のご飯は、市販の腎臓病食と比べて含まれているリンの量がより制限されており、腎臓病の猫ちゃんに適したご飯になっています。

リンの制限されたご飯を食べ続けることで、生存期間が約3倍に延びるという文献データもあります。

ちなみに、ながちゃんの腎臓病は2年以上たっても悪化していません!

 

腎臓病の猫ちゃんは腎臓病用のご飯を食べ続けることがとても大事です。

もし、おうちの猫ちゃんが腎臓病食に飽きてしまったらぜひ相談してくださいね。

ハロウィンといえば・・・

皆さんこんにちは!今回は看護師の芳賀が担当します。よろしくお願いします♪

10月も残すところあと少しですね。そして10月31日はハロウィンです!
ハロウィンはお菓子を食べたり、仮装したりと楽しいイベントです!

しかし、この時期はワンちゃん・ネコちゃんの誤食トラブルが多い時期でもあります。
誤食はすぐに処置をすれば、食べたものを吐かせることができますが、
時間がたちすぎていると最悪の場合、開腹手術をすることになります。
誤食をしないことが一番ですが、もし我が子が誤食をしてしまった場合には、
すぐに病院に連れてきてください!

また、誤食をしないためにも普段からワンちゃん・ネコちゃんが届かない場所にものを置いたり、見つからない場所に隠したりなどの工夫をしましょう!
ちなみに、ネコちゃんの消化管から摘出される異物で最も多いのは・・・
ネズミさんのオモチャです!
気をつけましょう!

家族みんなで楽しくハロウィンを過ごしましょう♪

看護師 芳賀

ネコちゃんの腎臓病が治せる!?

獣医師の宮澤です。

以前、ご紹介した東京大学の研究がさらに進んだようです。

シニア世代のネコちゃんの多くが経験する腎臓病が『治せる』可能性が高まりました!

東京大学の研究についてはこちらをご参照下さい。

腎臓病は症状がないまま進行し、

症状が出た時にはすでに腎臓の75%以上が壊れているという疾患です。

ヒトと同様に、『治せない疾患』でありながら、

進行するまで症状が見られない点が厄介です。

近年は腎臓病マーカーを活用し、早期に発見できるようになっています。

しかし、『治せる』となると、ネコちゃんの多くが快適な老後を暮らせるようになるはずです。

医学はどんどん進歩しています。

我々、現場の獣医師が研修を続けることはもちろん、

ご家族も常に最新情報を知っておくことが重要です。

アイビーでは、ネコちゃんの腎臓病に関する勉強会も毎年行っています。

中高齢のネコちゃんの飼い主様はぜひお越しくださいね!

ネコちゃんの腎臓病のセミナー情報はこちら

獣医師 宮澤 裕

『雨の翌日』の散歩は要注意!

お天気の悪い日が多いですが、『雨の翌日』のお散歩は〇〇〇に要注意!

さて、○○○に入るのは・・・

そう、『マダニ』です。

夏の最も暑い季節はマダニも活動が弱くなり、

9月に一気に活動が盛んになります!

マダニも雨の日には雨の当たらないところに隠れています。

しかし、生きるために『吸血』しなければなりません。

そうです、『雨の翌日』は空腹なので、葉っぱの先端で動物が通るのを待っているのです!

今回ご紹介したマダニの写真は、9月にアイビーにいらした子についていました。

医療用のノミ・マダニ駆除剤を使用している場合、数時間でノミ・マダニが落ちます。

医療用であっても、ノミ・マダニがつかないようにする薬剤はありません。

『雨の翌日』は草むらに近づいてはいけません。

 

今年も死者が出ているSFTSを運んでくるのもマダニです。

『雨の翌日』は人も草むらに入ってはいけません。

 

獣医師 宮澤 裕