獣医師の宮澤です。
先日は、お休みをいただいて救急のセミナーに行ってきました。
またもや7時間座りっぱなし…。
普段は立ち仕事なので、長時間座っているとソワソワしてしまう…。
獣医療の中でも、ここ数年で特に進歩が速いのが『腫瘍』『救急』『腎臓病』です。
救急に関して言えば、2012年に改定されたRECOVERガイドラインに沿って救急治療をすることで、心肺停止したワンちゃん・ネコちゃんの救命率が17%から43%へ劇的に改善することが報告されています。
※RECOVERガイドラインの基礎はwebで公開されています。
興味のある方はご覧ください。
重い子の多いアイビーでは、救急の知識・技術は欠かせません。
今回のセミナーでは、実際の症例画像に解説がはいるため、専門書では得られない活きた情報が得られました。
しかし、大量の画像がハイペースで切り替わりつつ、細かな解説が入る7時間・・・。
眼と頭がパンク寸前でした・・・。
少しでも多くのことを日々の診察で活かしていければと思います。
ちなみに、ネコちゃんの腎臓病に至っては、数年以内に『腎臓病を治す薬ができる』可能性すらあるようです。
今後も学会やセミナーに参加するためにお休みをいただくことがあります。
より良い診察のためとご理解・ご協力いただけると幸いです。