『元気なネコさんの約16%は心筋症』と言われたら…。
元気に遊んでいるうちの子は大丈夫でしょうか?
『心筋症のネコさんの約70%は心臓の音が正常』と言われたら…。
全ての診察で慎重に聴診をしていますが、
【ネコさんの心筋症】は、ヒトの五感では見つけられない疾患なんです。
『心筋症のネコさんの約50%は血栓症で急死する』と言われたら…。
発症前に見つけてしまえば、3年後の生存率を70%まで高められます!
【ネコさんの心筋症】の『好発品種』は日本でよくみる品種…
そして、けっこう若くして発症…。
でも、《心臓病マーカー》を測ることで隠れている心筋症をあぶりだせるんです。
ヒトのがんマーカーのように、少量の血液で検査可能です。
心筋症を持っている可能性が高いネコさんを早期に見つけることができれば、
生存期間を延ばせるんです。
当てはまる品種のネコさんが7歳になったら《心臓病マーカー》を計測しましょう!
※メインクーンさんは発症年齢が3歳前後と早いことが知られています。
《心臓病マーカー》は単独項目でも測定可能です。
アイビーでは8月末まで【夏のシニア健診】としてセット検査も実施しています。
必要に応じてご検討ください。
心臓病についてご心配なことがあれば、獣医師・遠洞までお気軽にご相談ください!
獣医師・宮澤 裕
《参考文献》
・Prevalence of cardiomyopathy in apparently healthy cats.
・Feline idiopathic cardiomyopathy: a retrospective study of 106 cats.