先日もご案内したように、各メーカーの情報によると、動物病院向けの療法食の生産・流通は新型コロナウイルスの影響を受けないようです。
過剰な買いだめは必要ないとのことでした。
しかし、つい最近起こった一時的に『トイレットペーパー』が手に入らない時期を覚えていますか?
デマが原因でトイレットペーパーの買い占めが生じ、『潤沢にあるはず』のトイレットペーパーが姿を消してしまったことがありました。
東京などのグループ系動物病院などで、療法食の買いだめが始まっているようです。
メーカーが通常の流通量を死守したとしても、それを超える買いだめが生じると、流通不足になる可能性があります。
フードメーカーの情報を信じて良識にしたがった飼い主様がフード不足になる可能性があるかもしれません。
念のため、いつもよりも少し多めの備蓄を意識しておいたほうがよいと思います。
決して、『フードの買いだめ・買い占めをしましょう!』と煽るつもりはありません。
しかし、我が子のための『食べ物』は欠かすわけにはいきません。
特に、病気の治療のための療法食を食べている子はなおさらです。
アイビーでも通常より余裕をもって保管していますが、『全患者様の当面のストック全て』を保有することは不可能です。
我が子のフードの特殊性が高い方ほど、災害に備えるつもりで、フードの在庫を意識してみてください。
獣医師 宮澤 裕