夏の嘔吐・下痢には注意が必要です

暑い日が続くこの時期は、毎年【膵炎】の子が急に増えます。

 

軽度の【膵炎】であれば食欲不振で済む子もいます。

重度の【膵炎】となると、強烈な腹痛とともに、絶え間ない嘔吐・下痢に襲われ、命を奪われることも珍しくありません。

その【膵炎】の子が途切れません・・・。

 

市販のフードは、外気温と同じかそれ以上の高温多湿の倉庫で保管されます。

しかし、ワンちゃん・ネコちゃんのお食事は、27℃以上で酸化が進むことが知られています。

酸化の進んだフードは『胸やけ』による『食欲不振』だけでなく、『嘔吐・下痢』の原因となったり、『肝障害』を起こしたりします。

そして、運が悪いと、【膵炎】を起こすこともあります。

 

アブラで胸やけをするような年代になった私にとっては、他人事ではありません。

『ちょっと食べが悪い』『ちょっとウンチがゆるい』だけが初期症状のことが多いため、ちょっとの体調不良で早めに対応することが重要です。

特に、『無症状のネコちゃんの18.8%が膵炎だった!』という研究論文も出ています。

 

そして、我が子のフードは『27℃未満』で保管することが重要です。

※冷蔵保存はNGです。

アイビーでは、ご注文いただいたフードは1日3回の温度チェックをしながら保管しています。

健康な体は高品質なフードから!

 

獣医師 宮澤 裕

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