”がん”は見つけて治す病気

”がん”というフレーズはとても怖いイメージがあると思います。
日々、”がん”のワンちゃん・ネコちゃんや、そのご家族と一緒に闘い、”怖い”という気持ちは強くなる一方です。

ヒトも『二人に一人はがんになり、三人に一人はがんで亡くなる』時代と言われています。
ヒトもペットも、長く生きられるようになったことで、がんの発症率が上がっているのでしょうか。

《ヒトががんにかかる確率》

だいぶ前に、テニスをしている夫婦の映像に『がんは、万が一じゃなく二分の一』と表示されるテレビCMがあり、ドキッとしたのを覚えています。

”がん”で亡くなるペットは約50%とする報告もあります。
アイビーで看取った子達を調べたところ、”がん”が原因で旅立った子は約20%でした。
一般的なデータよりも約30%低い結果です。
”がん”になる子を減らすことはできません。
つまり、『がんはみつけてしまえば、治せるものも多い』ということです。

よくある勘違いですが、『血液検査では”がん”はみつけられない』ということは、ぜひ知っておいていただきたい点です。

ヒトでも『レントゲンで変な影が写っていた』など、”がん”の発見にはレントゲンやエコーなどの画像検査が重要です。

アイビーではワンちゃん・ネコちゃんのドック検査を実施しています。
首から下の全身をくまなく検査し、ミリ単位で”がん”を見つけ出します。

我が子の”がん”が見つかったら怖い・・・という気持ちもあると思います。
しかし、症状が出てからでは、まず完治はできません。
我が子の”がん”を見つけて”治す”ために、元気に見えるうちに『ドック検査』を受けてみましょう!

”がん”にかかりやすいとされている犬種・猫種を除くと、一般的にはワンちゃんもネコちゃんも7歳から”がん”の罹患率が急上昇します。
ペットの1年は、ヒトの4年に相当します。
我が子の年1回の『ドック検査』を何歳から受けるのか、一緒に相談しましょう!

※半日入院での精密検査です。
 ご希望の方は、お電話またはスタッフまでお知らせください。

《アイビーのドック検査の内容はこちら》

獣医師 宮澤 裕