認知症について

みなさん、こんにちは!
獣医師の五十嵐です。

毎回、私が担当するときは、よく遭遇する神経疾患を取り上げています。
今回は、認知症についてです。

動物も寿命が延びてきて、人の認知症と同じような症状がみられることが増えてきました。
ただし、おしゃべりができないため、正直なところ、人よりも早期発見が難しいです。
以下のような症状があり、原因になりそうなほかの病気がなければ、認知症かもしれません。
早めにサプリメントや認知症用のフードの開始を検討しましょう。
進行してから開始するよりも効果的です!

初期に見られる症状・・・
・ご家族のお出迎えをしなくなる
・おもちゃに興味を示さなくなる
・怒りっぽくなる/穏やかになる
・お手やお座りが出来なくなる
など

進行してくると・・・
・昼夜逆転して夜鳴きをする
・同じ場所でぐるぐる回る
・家の中で狭い所に入り込んでしまい迷子になる
・何かをするたびに咬みついてくる
・寝たきり
など

高齢のワンちゃんネコちゃんがご家族にいる場合は、このような症状が無いか確認してみましょう。