次亜塩素酸水は新型コロナに効かないかも!?

新型コロナの流行とともに『次亜塩素酸水』が生活に浸透してきましたね。
しかし、5月末に発表された資料によると、

『次亜塩素酸水は新型コロナに効く可能性があるが、効かないというデータもあり検討中』*1

とされています。
NHKでも『製品評価技術基盤機構』の研究結果を紹介した同様の報道があったようです。*2

自分やご家族の命を守るための消毒液が『効くかも』では心配です。
しかもこれらの塩素系の消毒液を空中に噴霧することは推奨されていません。
空間消毒として無効なだけでなく、ヒトやペットに害がある可能性があります。

アイビーでは、以下のような消毒液を使い分けています。
・消毒用アルコール
・ビルコン
・次亜塩素酸水
・バイオウィル

これらの中で、ご自宅でも使えて新型コロナウイルスに有効なものとして『バイオウィル』がオススメです。
『バイオウィル』の有効成分である《二酸化塩素》は、新型コロナウイルスに有効です。

大阪大学では、『二酸化塩素』を必要時だけ発生させる装置を研究しているそうです。*3
もちろん、ご自宅にそのようなハイテク装置を設置することはできません。
ご家庭に『バイオウィル』を備えておき、必要時に人力で噴霧することで消毒をしましょう!

ちなみに、『バイオウィル』も空間消毒用の製品ではありません。
アイビーではオゾン発生装置である『オゾネオ』5台で
徹底的に空間消毒をしています。
安心してご来院ください!

※販売用のスプレーボトル型のバイオウィルはまだ流通していません。
 院内用のバイオウィルを300mlずつの販売は可能です。
  《バイオウィルの販売について》

ところで、友人から『新型コロナウイルスに感染しやすい職業』という特集を教えてもらいました。*4
堂々の第1位は『歯科衛生士&歯科医師』だそうです。
患者さんの口の中を触るため、確かに感染リスクは高そうです。
そして、獣医師も『高リスク』にランクインしていました!

アイビーでは、スタッフや飼い主様を守るために、院内の消毒を徹底しています。
ほとんど外に出ず、ほとんど院内で過ごす私は安心です♪

《参考情報》
*1:経済産業省危機管理・災害対策室の資料
*2:NHK NEWS WEB
*3:大阪大学による研究の紹介
*4:WEBニュース(職業別の感染リスク)

獣医師 宮澤 裕

熱中症に注意!

皆さんこんにちは!今回は看護師の芳賀が担当します。

だんだんと蒸し暑い季節になってきましたが、皆さんはお家でいかがお過ごしでしょうか。
コロナウイルスの影響からか、今年はすでに『熱中症』になっている方もいるようです。みなさんも体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

また、『熱中症』は私たち人だけでなく、ワンちゃんやネコちゃんもなりやすいです。
アイビーでも少しずつですが、熱中症のような症状で来院する子たちがいます。
熱中症は『外出時』だけでなく、『室内』でもなりやすいです。我が子を熱中症にさせないためにも、アイビーでオススメしている熱中症対策をご紹介したいと思います!!

① お散歩は、早朝・夜に行く!
ワンちゃんやネコちゃんは、人とは違い、体にこもった熱をうまく放出することができません。そのため、気温が高い時間帯にお散歩に行くと、体の中に熱がこもってしまい熱中症になってしまいます。
また、太陽に熱々になったアスファルトの上を歩くと、足をやけどしてしまうこともあるため、ご注意ください。

② お留守番をさせるときは必ず冷房を!
短時間でも熱中症になってしまうため、お留守番をさせるときは冷房を入れてあげてください。
全身が毛で覆われているので、扇風機では体温が下がりません。
また、できるだけお部屋はワンちゃん・ネコちゃんだけにしないで飼い主さんも一緒にいて我が子の体調の変化にすぐに気づけるようにしてください。
※エアコンの効率UPの目的であれば、扇風機は有効です。

③ 新鮮なお水をたくさん用意しておく!
脱水にならないように、いつでも飲めるように新鮮なお水をこまめに補充しましょう。
そして、こぼしても安心なようにいろんなところに飲める場所を用意しておきましょう。
また、脱水対策として『電解質サポート』という、ワンちゃん・ネコちゃん用のスポーツドリンクもあります。普通のお水よりも効率よく水分を体内に吸収できるためオススメです!
病院にいつでもご用意しています。気になる方はお気軽にお声がけください。

熱中症対策をしっかりして、コロナに負けず、みんなで楽しい夏をむかえましょう!!

看護師 芳賀

日本で狂犬病が発生!

つい先日、名古屋で狂犬病を発症したヒトの報告がありました。

狂犬病は『すべて』の哺乳類に感染し、発症したら『ほぼ100%死亡』します。
ワンちゃんだけの病気ではないんです。

狂犬病のない国は日本を含め数か国しかなく、
世界中で毎年5万人を超える方が亡くなっています。

これほどハードな感染症が日本で発生してしまいました。
新型コロナウイルスのように蔓延してしまうのでしょうか…。

実は、ヒトが感染しても『発症前』であれば治療ができます。
また、基本的にヒトからヒトへの感染は起こりません。
では、ワンちゃん・ネコちゃんが感染しても…と考えてはいけません。
もしペットが感染した場合、速やかに殺処分となってしまいます。

今年は新型コロナの影響で、狂犬病の集合注射をしてなかった!
うちの子、まだ打っていない!という方はいませんか?

2013年の台湾のように、『すべての哺乳類』に感染できる狂犬病が野生動物に広がってしまったら撲滅は非常に困難です。
日本でもいつ狂犬病が流行するかわかりません。
日本のワンちゃんの約半分しか狂犬病予防接種を打っていないと報告されています。

狂犬病は『咬傷感染』です。
ペットにも使える最強の消毒液『バイオウィル』を使っていても、咬まれたらアウトです。
しっかり予防接種をうって、狂犬病が日本に入ってきてしまった時に備えましょう!

狂犬病予防接種は、待ち時間ゼロの《予約健診》で接種できます。
まだお注射ができていないワンちゃんは早いうちに済ませてしまいましょう。
健康上の問題で不安がある方は、獣医師が発行した《猶予証明書》を役所に提出すれば、無理に接種する必要はありません。
お気軽にご相談ください!

『台湾での狂犬病』についてはこちら
『バイオウィル』のご紹介はこちら
『予約健診(昼)』のWEB予約はこちら
『予約健診(午後)』のWEB予約はこちら

獣医師 宮澤 裕

ヒルズのフードが値上がりします!

ヒルズから価格改定の案内がありました。

6月15日(月)販売分のフードから新価格となります。
5月にご注文いただいたフードでも、
6月15日以降のお受取りの場合は新価格となるため、ご注意くださいね!

個別にみていくと、よく使うフードの大半は価格が据え置きとなっています。

なぜか泌尿器系のフードを中心に価格が上がります。
わずかな上昇のものが多いですが、最大のものだと10%を超える値上がりです。
我が子の食べているフードを少し多めに取り置きしたほうが良いかもしれません。
特に他に代替品がない『y/d』を食べている子は要注意です!
価格の上昇率の高いものをピックアップしてみました。

原価の高騰、輸送費の高騰など、徐々にフードの価格が上がっています。
健康な体を作るために、良いフードを選ぶのは良いことです。
しかし『高価なフードが良いフードではない』ことを忘れずに。

我が子のフードで迷われている方は、お気軽にご相談ください!
アイビーの獣医師・看護師は『フードマイスター』および『フードアドバイザー』を取得しています!

獣医師 宮澤 裕

飲み水に混ぜるだけ!簡単デンタルケア

ワンちゃん・ネコちゃんの『口臭』が気になったことはありませんか?
歯周病がなければ口臭はしません。

3歳のワンちゃんの80%は歯周病になっていると報告されています。
そして、ネコちゃんはもっと多いと言われています。

そうなんです、ペットのハミガキで苦労されている方はたくさんいます。
でも、諦めないでください!

ワンちゃん・ネコちゃんは基本的には『虫歯』にはなりません。
それが怖いところなんです。
見える『歯』は元気なのに、歯茎の奥の見えない部分で『歯周病』になってしまうんです。
徐々に顎の骨が溶けていってしまうので、治療としては『歯を抜く』ことになります。

さて、怖いことばかりご紹介しましたが、しっかりハミガキをしていれば、歯の治療が必要になる頻度を減らせます。

でも、頻繁にはハブラシができない!という方も多いはずです。
そこで《アクアデント》がオススメです!

飲み水に混ぜるだけでハミガキの補助になります。
 ※ハミガキ不要にはできません!

スポイト付きのミニサイズが使いやすくてお勧めです!

獣医師 宮澤 裕