トリミングルームより

こんにちは!
アイビーのトリミング室から今日いらっしゃった患者様のカットのご紹介をいたします!

ラムちゃん(チワワとプードルさんのミックスちゃん)です!
カメラ目線くれました^^

シャンプー中のご様子です!
あわあわシャンプーできもちがよさそうです。

仕上がりです♪
仔犬らしいイメージでのカットにしましたが、ふんわりと柔らかな印象でラムちゃんにマッチしています!

今日はアイビーでの初トリミングで疲れちゃったかな?
おうちでゆっくりおやすみしてね!

またお待ちしております♪

☆アイビーペットクリニック・トリミング室より☆

クッシングの治療薬が復活!

クッシングの治療薬が復活

先日、『クッシング症候群の治療薬が国内で流通していない!』というご案内をしました。
現在は、すべてのサイズの『アドレスタン』の国内流通が再開しています。
お薬の費用が安くなり安心しました。
が、まだ流通が不十分なため、油断はできません。

そもそもクッシング症候群とは、副腎ホルモンが体内で過剰に分泌されることが問題です。
しかし、副腎の疾患ではなく、副腎に指令を出している脳の一部(下垂体)が黒幕なのです。

そして、『アドレスタン』は、『副腎ホルモンを低下させる』お薬です。
黒幕である下垂体が治る薬ではありません。
生涯、お薬を続けて過剰な副腎ホルモンから我が子を守るしかないのです。

国内の 『アドレスタン』 が途切れて【クッシング症候群】に苦しめられるのは避けたい。
海外の同一薬剤で治療費が高騰するのも避けたい。
そうだ!個人輸入しよう!・・・という発想に至る方もおられるかもしれません。

個人輸入は本当に危険なのでやめましょう。
獣医師が海外の医薬品ディーラーと契約を交わして手に入れる『海外の正規の医薬品』と
一般の方がWEBで入手する『海外薬の個人輸入品』は全く別物です。
『成分が安全かどうか』『ちゃんと効くか』が証明されておらず、ヒトでも健康被害が問題となっています。
もちろん 『ジェネリック』とも違うので、気軽に手を出してはいけません。

そもそも、『(WEBも含め)個人輸入業者からお薬を買う』という流れは法律で禁止されています。
厚生労働省HP

それでもWEB社会だけに、個人輸入し自己判断で使用されていることがあるようです。
ご自身の薬ならまだしも、ワンちゃん・ネコちゃんへ自己判断で診断・治療を行うのはとても危険です。
今後はWEB購入での自己判断での使用も規制が強まるようです。
新聞記事はこちら

『薬』は使い方次第では『毒』にもなりかねません。
私達は6年間の専門教育を受け、国家試験を合格して獣医師となります。
それでもすべての獣医師が同じ水準ではありません。
卒業後にどのような環境でどのような訓練を受けたかで、獣医師のスキルが決まります。
各獣医師の特性の違いは、ワンちゃん・ネコちゃんの飼い主様であれば、実感されていると思います。
普段の体調だけでなく、『薬』についても、信頼できると感じる獣医師にご相談くださいね。

ちなみに、【クッシング症候群】を完治させる治療法はまたの機会にご紹介しますね。

獣医師 宮澤 裕

豚コレラから学ぶ

豚コレラとペットの関係

『豚コレラ』というウイルス感染症が国内の養豚業界で流行しています。
※『豚コレラ』と『アフリカ豚コレラ』は別の病気です。

ヒトの食べる食肉になるため、豚コレラワクチンを打たずに感染した豚を殺処分することで流行を止めようとしたものの、収拾がつかずどんどん広がっています。

豚コレラウイルスは、豚とイノシシの体内で増殖するため、感染した動物だけ殺処分にすれば何とかなるはずですが…なぜ感染が拡大しているのでしょうか。

豚とイノシシ以外の野生動物の体内では豚コレラは増殖しません。
しかし、野生動物がウイルスを『運ぶ』役割を果たしているために、感染が拡大しています。
産業動物の獣医師はとても苦労しているようです。
 豚コレラについては農林水産省のHPをご参照ください

私たち小動物臨床の獣医師としては、今回のトラブルは他人ごとではありません。
日本のワンちゃん・ネコちゃんのワクチン接種率は先進国の中で最も低いことがわかっています。

《狂犬病について考える》

仮に、『狂犬病』が国内に入ってきた場合に、豚コレラと同じように広く拡大します。
豚コレラも日本では2007年から発生のない『清浄国』でした。
しかし2018年から国内での発生が確認され、たった1年で爆発的に拡大しています。

ちなみに『狂犬病』はすべての哺乳類に感染し、急激に命を奪う恐ろしい感染症です。

豚コレラの感染がさらに拡大すると・・・豚肉の価格が高騰していきます。
狂犬病が日本に入ってくると・・・動物だけでなくヒトも含めたあらゆる哺乳類が大量に死んでしまいます。
そもそも、狂犬病に感染した動物は殺処分となります。
ワンちゃん・ネコちゃんと暮らす私たちにとって、狂犬病は『今』は日本にないだけで豚コレラよりも怖い感染症なんです。

《混合ワクチンについて考える》

さらに、混合ワクチンで予防している感染症は、すでに国内に蔓延しています。
日本はワクチン接種率が低いため『集団免疫』は期待できません。
『我が子を守る』という目的で、毎年確実にワクチンを打ちましょう。

ワクチン接種が望ましくないワンちゃん・ネコちゃんは、ワクチン検査で免疫力を高く維持できていることを確認しましょう。
 ※ワクチン検査についてはこちら

豚肉の価格も心配ですが、我が子のワクチンも重要ですよ!

獣医師 宮澤 裕

子猫さんの里親さんを募集中!

性別情報、健康情報を追記しました。(2019.11.08)
全ての子猫さんのお家が決まりました!(2019.11.10)

アイビーの近所で子猫さん達が保護されました。
保護時は少し弱っていましたが、現在はご飯をモリモリ食べて元気いっぱいです!

里親さんとなってくださる方を募集しています。
現在、アイビーで元気に成長中です。
成長とともに性別は再確認します。
興味のある方は、お気軽にご連絡ください!

全員がエイズウイルス、白血病ウイルス陰性でした!
体が小さくて性別の判定が難しい子もいますが、
みな日に日に元気が増しています!

①テアシシロくん(仮)
【お家が決まりました!】
おそらく男の子
猫エイズウイルス(-)
猫白血病ウイルス(-)

②クビシロちゃん(仮)
【お家が決まりました!】
おそらく女の子
猫エイズウイルス(-)
猫白血病ウイルス(-)

③カラダシロちゃん(仮)
【お家が決まりました!】
おそらく女の子
猫エイズウイルス(-)
猫白血病ウイルス(-)

とっても元気で仲良し兄弟です。
競うようにみんなでご飯を食べて、みんなで一気に爆睡しています♪
大切にしてくださるご家庭を待っています。
素敵な出会いとなること間違いなしです!

獣医師 宮澤 裕

アイビーどうぶつ園!

今回のブログ担当は高木です!

実は病院の中に野生動物がいるのはご存知でしょうか?

待合室はもちろん、診察室の中にもいます!

お時間があるときにぜひ探してみてください!

さらに!アイビーではトリミングをはじめました♪
トリマーさんが可愛く仕上げてくれます!

普段通っている美容室でお断りされた患者さんや、皮膚の治療の一環としてお受けしております。
上記の事情があり、お困りの方は一度病院にご相談下さい。

以上、高木のお知らせでした!