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新型コロナウイルスに対するアイビーの取り組み

新型コロナウイルスへの取り組み

新型コロナウイルスの感染拡大に対して、4月7日(火)に非常事態宣言が発令されました。
すでに近隣の動物の大学病院は、診察の受け入れをストップしています。

アイビーは現時点では『通常どおりの診察時間』で診察をおこないます。

しかし、アイビーのスタッフが感染してしまうと、病院が運営できなくなり、多くのワンちゃん・ネコちゃんにご迷惑をおかけすることになります。

そこで、アイビーでは以下のような取り組みを行ってまいります。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。

感染対策として、院内の衛生管理、スタッフの感染防御の徹底はこれまで通り実施いたします。

飼い主様の感染防御として、『ソーシャル・ディスタンス』と呼ばれる距離の確保が重要となります。
つまり、『待合室の混雑回避』が重要となります。

お手数をおかけしますが、飼い主様は『極力お一人でご来院』ください。
また、『発熱』など飼い主様の体調がすぐれない場合は、無理をせずに静養していただき、代理の方にワンちゃん・ネコちゃんをお任せいただくことが重要です。

実際には、アイビーの以下のようなシステムをご利用いただくことが重要です。

【1.ネコの目システムで外出可能】

受付で診察番号をお受取りいただいた後は、お車や院外でお待ちいただくことで、『密集』『密閉』『密接』を回避できます。

WEBでアイビーの《ネコの目システム》をご確認いただくと、ご自身の診察が近づいたら把握することができます。

《ネコの目でアイビーの混雑状況をみる》

【2.健康な子は予約健診を】

以下のような『健康な子の診察』は《予約健診》をご利用いただくことで、病院での滞在時間を短縮できます。
 ・ワクチン接種
 ・狂犬病予防接種
 ・フィラリア検査
 ・ダイエットの経過
 ・検査結果のご説明 など

《予約健診(昼)》
《予約健診(午後)》

また、これに付随して次回以降の【フードの日】を中止いたします。

《【フードの日】中止の詳細はこちら》

愛するワンちゃん・ネコちゃんの健康を守るためには、飼い主様の健康の確保が必要です。
大和市でも新型コロナウイルスの感染報告が出ています。
どうか我が子のために、新型コロナウイルスからご自身の身を守っていただきたいと思います。

今後、アイビーも診察時間の短縮などをせざるを得ない状況になってしまう可能性があります。
ご迷惑をおかけしますが、院内の混雑緩和のためにご協力をお願いいたします。

アイビーペットクリニック
院長 宮澤 裕

買い占め不要!ペットフードの流通について

先日もご案内したように、各メーカーの情報によると、動物病院向けの療法食の生産・流通は新型コロナウイルスの影響を受けないようです。
過剰な買いだめは必要ないとのことでした。

しかし、つい最近起こった一時的に『トイレットペーパー』が手に入らない時期を覚えていますか?

デマが原因でトイレットペーパーの買い占めが生じ、『潤沢にあるはず』のトイレットペーパーが姿を消してしまったことがありました。

東京などのグループ系動物病院などで、療法食の買いだめが始まっているようです。

メーカーが通常の流通量を死守したとしても、それを超える買いだめが生じると、流通不足になる可能性があります。
フードメーカーの情報を信じて良識にしたがった飼い主様がフード不足になる可能性があるかもしれません。

念のため、いつもよりも少し多めの備蓄を意識しておいたほうがよいと思います。

決して、『フードの買いだめ・買い占めをしましょう!』と煽るつもりはありません。
しかし、我が子のための『食べ物』は欠かすわけにはいきません。
特に、病気の治療のための療法食を食べている子はなおさらです。

アイビーでも通常より余裕をもって保管していますが、『全患者様の当面のストック全て』を保有することは不可能です。
我が子のフードの特殊性が高い方ほど、災害に備えるつもりで、フードの在庫を意識してみてください。

獣医師 宮澤 裕

新型コロナはペットに感染するのか

『新型コロナウイルスはペットに感染するの?』という問い合わせが非常に増えています。

香港でペットのワンちゃんから新型コロナウイルスが検出された!?
ベルギーでペットのネコちゃんから新型コロナウイルスが検出された!?
確かに、ペットと暮らす我々には怖いニュースです。
やはりペットに感染するのでしょうか。

現時点での答えは『新型コロナウイルスはペットに感染しない』です。

以前、ブログでご紹介したように、以下が主な理由です。
・ウイルスごとに感染できる動物種が決まっている
・ペットとヒトではコロナウイルスの属が異なる

世界小動物獣医師会(World Small Animal Veterinary. Association:WSAVA)の最新の報告でも、『感染しない』とされています。
もちろん、ウイルスがいつどのような変異を起こすかわからないため、
WSAVAでも『本件は急激な展開を見せることがある』としています。
つねに最新情報を把握しておきましょう!

《WSAVAの最新(3月20日)の発表はこちら》

そもそも、世界中で何万人ものヒトが感染していて、一緒に暮らすワンちゃん・ネコちゃんの2頭のみが感染するということはあるでしょうか。
すでにペットに感染できるように突然変異しているなら、ペットの感染例が多数報告されているはずです。
ペットが感染したのではなく、『ウイルスに汚染されていた』という表現が最も正しいように思います。

まずはご自身が感染して周囲に広げてしまうことのないように、手洗いやうがいなどの感染防御を徹底しましょう。

アイビーでは、最強の消毒液の1つである『バイオウィル』がスタッフとペットを守っています。
安心してご来院ください。

ご家族に免疫力の低下している方がおられるなど、しっかり消毒・殺菌したい場合にはオススメです。
医療用の消毒液なので、ペットにかけても問題はありません。
ご自宅でバイオウィルが必要な方のために、少量ですが入荷できました。
必要な方はお気軽にお声がけください。

※ご自身が『新型コロナウイルスに感染』している可能性がある場合は、ご来院前にご一報ください。

外出を自粛すべきこの時期だからこそ、ご自宅でワンちゃん・ネコちゃんとのスキンシップを楽しむ時期にしましょうね!

獣医師 宮澤 裕

神経検査ってどんな検査?

みなさん、こんにちは。
獣医師の五十嵐です。

私は神経疾患の患者さんを診させていただく機会が多いのですが、
今回のブログでは、神経検査って一体どんな検査をしているのかな?というのを一部ご紹介したいと思います。

まず、神経検査は眼でみて判断するものと、実際に身体に触れて判断するものとに分かれます。
前者は、実は診察室にお呼びして、わんちゃん・ねこちゃんをみたところから始まっています。
歩き方や姿勢、意識状態など、目で見たりお話をお聞きしたりするだけで得られる情報も多いので、ぜひお家での様子も詳しく聞かせてください。
けいれんや異常な行動などはスマートフォンで構いませんので、できる限り動画に撮っていただくととても助かります!

そして、実際に身体に触れる検査ですが、以下のような道具を使って実施します。

左のハンマーのようなものは”打診槌”と言います。
これで、わんちゃん・ねこちゃんの筋肉や腱を刺激して反射をみています。

そして中央の鉗子は、知覚や反射をみるのに使います。

また、右にあるようなライトを使う検査もあります。
少しわかりづらいですが、眩しそうで、瞳が小さくなっていますね。
これが正常な反射です。

上記のものはほんの1例ですが、このようにいろいろな項目をチェックしていくことで、
『脳や脊髄のどのあたりに異常があるのか』という、眼に見えない病変の位置を予測することができます。
そしてこの結果をふまえて、様子を見ていいのか、すぐに大学病院へ行った方がいいのかの判断をしています。

神経については、現在の獣医学でまだわかっていないことも多いのですが、1人でも多くの患者さんの不安を取り除けるように、これからも勉強していきます!

《予約健診》のご紹介

アイビーは重い患者様が多いため、混雑することがあります。
お待たせする時間を短くするために、様々な取り組みをしています。

その中でも『待ち時間を短縮する効果』が最も高いのが、各種の《予約健診》です。
予約制なので、待ち時間がないことが最大のメリットです。
健康な子だけに限定されますが、以下のような際に大活躍しています。
・ワクチン
・狂犬病予防接種
・季節のセット検査
・検査結果のご説明
・手術後の抜糸
・ダイエットの経過チェック など
※担当医の指名ができない点はご了承ください。

《予約健診(昼)はこちら》
《予約健診(午後)はこちら》

《予約健診》の中でも【ねこタイム】と【アイチェック】は始まったばかりで、ご存じない方も多いようです。

【ねこタイム】はネコちゃん専用の《予約健診》です。
待ち時間がないだけでなく、この時間帯は待合室にもワンちゃんがいないため、ネコちゃんのストレスが非常に軽くなります。

《ねこタイムの詳細はこちら》

【アイチェック】は眼科関連の精密検査を予約制で一気に受けられます。
静かな環境で落ち着いて眼科検査を受けられるので、スムーズに進みます。
眼科を得意とする副院長が担当します。

《アイチェックの詳細はこちら》

体調の悪い子は、予約健診では対応できません。
なるべく早めに通常の診察にお越しくださいね。

フィラリア検査や狂犬病予防接種で混雑しやすい時期です。
ぜひアイビーの《予約健診》をご活用ください!

獣医師 宮澤 裕