ネコちゃんの乳腺腫瘍

本日は獣医師 富田が担当します。
今日はネコちゃんの乳腺腫瘍と避妊手術についてお話します。

ネコちゃんの乳腺腫瘍は多くが悪性腫瘍(約90%)で寿命に大きな影響を与えます。
手術してガンを摘出しても、多くの患者さんが再発や他の臓器への転移をしてしまいます。
アイビーにも手術や術後の抗がん剤治療を頑張っている患者さんがいらっしゃいます。

そんな恐ろしい病気ですが、発症率を劇的に下げる方法があります!
それは早期の避妊手術を行うことです。具体的には、初回発情が来る前(約5-6か月齢)が手術適期です!
1回発情が来てしまうと発症率は1.5倍、2回で9.8倍に跳ね上がります

最近女の子のネコちゃんをお迎えされた方、これから女の子のネコちゃんをお迎えする予定のある方は是非、若いうちに避妊手術をご検討ください!
また、避妊手術が遅れてしまったネコちゃんも、早期発見・早期治療をすれば長生きできることが証明されています。
一度健診にお越しくださいね。
避妊手術に関して、ご不明な点がありましたら、診察にてご相談ください!

最後に、皆さんはキャットリボンをご存知でしょうか。
以前にもブログにて紹介しましたが、ネコちゃんの乳がんの啓発運動を行っています。
こちらのHPも併せてご覧いただき、乳がんの早期発見を心掛けましょう。

我が子との大切な時間をより長く過ごすために、ご家族の皆様ができることがたくさん掲載されています!

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