『アニコム』からの重要なお知らせ

アニコムが期間限定で『ペットと同伴しなくてもOK』

どうぶつ保険のアニコムさんから重要なお知らせが届きました。

期間限定で『ペットが同伴しなくても保険適用してOK』とのことです。

これまで、アニコムに加入されている方は、ペットが診察を受けていない場合は保険が使えませんでした。
すなわち、生涯にわたって内服が必要な子も、飼い主様だけでのお薬のお受取りは自己負担となっていました。

確かに、ペットの体調を診ずに漫然と内服を処方するのは危険です。
良心的な部分もあるのですが、体調の不安定な子の頻繁なご来院も恐い部分があります。

アニコムさんによると、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための特例とのことです。
特例の認められる期間は2月25日(火)~3月31日(火)まで*という案内が、3月10日(火)に届いたことが残念です。
 *期間延長の可能性ありとのこと。詳細はアニコムさんにお問い合わせください。

アニコム加入者の皆様にはご連絡が行き渡っていたと信じて、念のための情報共有です。

持病をもち、継続してお薬が必要なワンちゃん・ネコちゃんは、この期間中は飼い主様だけでのお薬のお受取りが『保険適用』となります。
上手にご活用くださいね。

獣医師 宮澤 裕

*トリミングのお友達ご紹介*

☆久しぶりになってしまいましたがトリミングにきてくれたお友達をご紹介するよどの子もさっぱり、かわいく仕上がりました☆

キキちゃん♪ おすまし☆彡
コロンちゃん♪テディベアみたいだね!
小夏ちゃん♪ いつもありがとうね!今日もさっぱり!
こちらは柴犬のメイちゃん^^ 抜け毛を除去する処置をしました!ゴッソリ…!柴ちゃん飼ってらっしゃる方で抜け毛にお困りの方、ご相談くださいね!
さすがにスッキリした模様*また来てね!
ロビンちゃん♪炭酸泉のお風呂大好き!ぽかぽか
あんずちゃん♪ 笑顔が毎回まぶしいね!

みんなありがとう!
さっぱりしましたね!

抜け毛犬種の子は暖かくなるこれからの時期、抜け毛がどんどん増えていきますので、適切なケアと定期的なトリミングを行っていきましょうね!放置すると大変なことになっちゃうかも!

☆アイビーペットクリニック・トリミング室より☆

院内の感染対策!

コロナウイルスの拡大で大混乱していますね。
情報収集も大切ですが、まずはご自身が感染しないように『感染防御』を徹底しましょう。

娯楽施設や観光地のように大規模ではありませんが、動物病院もヒトの集まる場所です。
そしてヒトの病院と同様に、周囲のヒトと同じ空間で過ごす 『待ち時間』があります。
この『待ち時間』の安全性を高めるためにいくつかの取り組みを行っています。

1.院内環境の清浄化

もちろん、コロナウイルス問題の前から実施している取り組みです。
・空気清浄機2台を設置
・低濃度オゾン除菌消臭器を設置
・院内の頻繁な清掃・消毒

特に低濃度オゾン除菌消臭器『オゾネオ』は私の中で大ヒット製品です。
あまりにも効果を実感できたので、3年ほど前から自分の寝室と子供の寝室にも設置しています。
ペット特有の臭い、汗っかきの子供達の寝室の臭いも数分で消えます。
試験データを見ても、数分で空気中の病原体がほぼ消失しています。

空気を対流させる機能がついていないのが弱点ですが、空気清浄機のそばに置いて、その気流に乗って室内を巡らせているので問題ありません!
睡眠時間の短い私があまり風邪をひかないのもオゾネオのおかげです。
※残念ながら花粉は除去できません

《ご注意》
先日ご紹介した消毒スプレー『バイオウィル』はアイビーでの販売も可能ですが、『オゾネオ』は取り扱いできません・・・。
家電量販店やWEBで一般家庭用のものが手に入ると思います。

2.待ち時間短縮の取り組み

ヒトの病院と異なり、診察前の『待合室』と診察後の『待合室』が同じ場所となるため、待ち時間が長く感じることと思います。
また、調剤薬局で待つはずの時間も『待合室』で過ごしていただきます。
しかも『フィラリア検査』や『狂犬病予防接種』の時期に入り混雑が予想されます。

感染症対策として、この『待合室での時間』短くしたいところです。
アイビーでは以前から【予約健診】を導入していますが、現在のコロナウイルス問題が落ち着くまで、【予約健診】の予約可能枠を増やしています。
ぜひご活用ください!

《予約健診はこちらから》

本来は手術や精密検査の時間帯を使い、限界を超えた予約健診数としています。
段取りの悪い点が生じるかもしれませんが、ご理解・ご協力をいただけると幸いです。
何より、ワンちゃん・ネコちゃんの健康とともに、皆様のご健康を願っています。

獣医師 宮澤 裕

セミナー中止のご案内

2020.03.02 加筆修正

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、飼い主様向けセミナーの一部を開催中止とさせていただきます。
既にご予約いただいていた皆さまにはご迷惑をおかけします。

中止が決定したのは以下の2つです。
・3月8日(日)ハミガキ教室
・3月15日(日)正しいサプリの使い方セミナー

なお、3月1日(日)開催予定の《関節ケアセミナー》は予定通り実施予定です。

今後も各種の健康情報をご提供できるよう、新たなセミナー作りも進めています。
今回のセミナー中止にあたりご理解・ご協力いただけると幸いです。

====以下は3月2日の加筆部分です====

セミナー中止の目的は、『感染拡大を防ぐ』というよりも『予約健診枠を増設』するためです。
春は『フィラリア検査』や『狂犬病予防接種』で動物病院が混雑します。
感染症のリスクが問題となっている中、動物病院内でお待たせする時間を短縮することが非常に重要と考えました。
以前から運用している【予約健診】を増数することで、飼い主様の待ち時間短縮や、感染の機会低下につながれば幸いです。

獣医師 宮澤 裕

ペットに安全な消毒法

お問い合わせが多かったので追記します。
下記でご案内した『バイオウィル』という消毒スプレーはご家庭用に販売も可能です。
2020.03.02

ペットにも安心のバイオウィル

『新型コロナウイルス』の拡大に伴って、ペットを感染症から守るためにどうしたらいいの?という質問が増えています。

当然ですが、ウイルスが入り込むペットの粘膜面をアルコール消毒はできません。
古い報告ですが、オキシドールでのペットの死亡報告もあります。

動物病院では、嘔吐や下痢をしてしまう子もたくさん入院します。
病気のワンちゃん・ネコちゃんが入院する動物病院ではどのように消毒をしているのでしょうか。

1.環境の消毒

アイビーでは、次亜塩素酸という薬剤を噴霧して入院室、診察室などを消毒しています。
畜産家の方や、畜産動物の獣医師が長靴をジャブジャブするアレです。
非常に高い消毒効果があり、ヒトの医療現場でも使用されているハズです。
ご自宅で使うのは現実的ではありません。

実は、ご家庭にある『漂白剤』でも近い効果が得られるんです。
別の記事でご紹介したように、ヒトの感染症の専門家の作成したガイドラインや、役所のHPなどでも紹介されています。
プールのようなにおいがするので、苦手な方もおられるかもしれませんね。

『漂白剤』での消毒液(環境用)の作り方
 ・5%濃度の漂白剤
 ・2Lの水
 上記の材料を混合し、スプレーボトルでシュッシュして、拭きとりましょう。

新型コロナウイルス感染症 ハンドブック p.18から抜粋 

《新型コロナウイルス感染症 ハンドブック》

2.動物の消毒

嘔吐や下痢をしてしまった時は、すぐにシャンプーしています。
消毒よりもまずは洗浄です。
そのうえで、消毒が必要な場合は、【バイオウィル】という消毒剤を使用します。
最強の耐性菌の一種と言われる『MRSA』や、最強のウイルスの一種と言われる『パルボウイルス』でさえ、数秒で失活します。
ちなみに、『パルボウイルス』は感染犬の便が『小指の先ほど』の量があれば世界中のワンちゃんに感染可能とされるほどの感染力を誇ります。

2月21日~2月23日に開催された獣医内科学アカデミーに参加した際には、アイビーのスタッフは全員がバイオウィルを持参し、手指の消毒などをして身を守りました。

アルコールと異なり、しみることがないため、生体にも安心して使えます。
手が荒れると困る私としては、アルコールよりも強力で、アルコールよりも優しいバイオウィルは安心です。
※ワンちゃん・ネコちゃんにむやみに振りかける必要はありません。

獣医師 宮澤 裕