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子猫さんの里親さんを募集中です!

4月上旬に生まれた子猫さん4頭とお母さん猫さんの里親さんを募集しています。
健康状態の良い仲良し兄弟です。
全員、ノミ・マダニ予防が済んでいます。
1か月齢のため、混合ワクチンはまだ打てていません。
それでは、一気にご紹介します!

2021.05.22追記
・全員のおうちが決まりました!
 たくさんのご連絡をいただきありがとうございました!

【母猫ちゃん】

【母猫ちゃん】
体重:3.5kg(2021年5月17日時点)
性別:メス
ノミ・マダニ駆除:済
お腹の寄生虫駆除:済
混合ワクチン接種:済

【白黒ちゃん】

【白黒ちゃん】
体重:538g(2021年5月17日時点)
性別:メス
ノミ・マダニ駆除:済
性格:好奇心旺盛!

【白三毛ちゃん】

【白三毛ちゃん】
体重:543g(2021年5月17日時点)
性別:メス
ノミ・マダニ駆除:済
性格:おとなしい

【キジシロくん】

【キジシロくん】
体重:553g(2021年5月17日時点)
性別:オス←修正しました
ノミ・マダニ駆除:済
性格:ヤンチャ!

【三毛白ちゃん】

【三毛白ちゃん】
体重:554g(2021年5月17日時点)
性別:メス
ノミ・マダニ駆除:済
性格:物怖じしない!

興味を持っていただいた方は、お気軽にアイビーまでご連絡ください!

獣医師 宮澤 裕

健康診断の大切さ

今週は獣医師の富田が担当いたします。

飼い主の皆様は、会社や学校などで健康診断を受けたご経験はあると思います。


実はワンちゃん・ネコちゃんも健康診断が必要なんです!!

健康診断のメリットはたくさんありますが、
病気の早期発見
以前の健診結果との比較(継続で受けられている場合)
合併症の発見(持病がある場合)
などが挙げられます。

ワンちゃんやネコちゃんは我慢強いので、病気が進行しないと気付けないことが多いです。
症状が出る前に、健診結果の異常が見つかれば、早期治療ができます。
また、健診結果に異常がなければ安心できるのではないでしょうか。
そして、持病があってアイビーに定期的に通院されているワンちゃん・ネコちゃんは、合併症や新たな病気の発見のためにも健診を受けてみてください。

アイビーでは様々な健診のコースがありますが、私のオススメはフィラリア検査のついでに血液検査での健康診断です。(5月末日まで)

今年もたくさんの方がこの健康診断を受けていただきました。
フィラリア検査をまだしてなかった、、、という方がおられたら、是非この機会に健診を受けてみてはいかがでしょうか。

また、6月からは血液検査と尿検査がセットになったシニア向けのコースが始まります!
※健診をご希望の場合は8時間以上の絶食が必要となります。

病気の早期発見・早期治療はとても大事です。
愛する我が子の『健康寿命』を伸ばすために、症状が出る前の健診を是非ご活用ください。

診察のご予約はこちらから

病気の紹介②

こんにちは。今週は獣医師の阿部が担当いたします。

今回は甲状腺機能低下症という病気について紹介します。

甲状腺機能低下症は主に7歳以上のシニアさんのわんちゃんでみられるホルモン病です。

喉元についている甲状腺という臓器から出る甲状腺ホルモンが不足することで起こります。

甲状腺ホルモンは全身に作用するので、ホルモン不足によって様々な症状があらわれます。 代表的な症状は、あまり食べないのに太る、寒がりになる、筋力が低下する、無関心になる、抜け毛、フケがよく出るといったあまり派手でない症状が出ます。

この病気は、わんちゃんの生活の質や活動性の改善を目的として治療を行うことになります。

治療は不足している甲状腺ホルモンを内服することで生涯にわたって補充します。

ほとんどのわんちゃんは、お薬で症状が改善し、良好な生活をおくれます。

一般的にはお薬を始めると数週間~数ヶ月で症状の改善がみられます。

現在フィラリア検査と同時に甲状腺ホルモンを測ることができます。

上記のような症状で思い当たる場合はぜひ獣医師にご相談ください。

猫の問題行動②

皆さん、こんにちは!看護師の古川です。
前回の私のブログでは、猫の習性についてご紹介しました。
今回は猫をこれから迎える人向けの、猫が快適に暮らせるために用意しておいたほうが良いグッズを紹介しようと思います。
もうすでに猫を飼っていらっしゃる方は、改めて家の中が猫にとって住みやすい環境か見つめなおしてみましょう。

・トイレ
少なくとも「飼っている猫の数+1個」を用意し、それぞれ離しましょう。
排尿用と排便用を使い分ける猫がいたり、複数頭飼育している場合はトイレに関するストレスがたまりやすくなるので、このルールを守りましょう。
サイズは猫の体長の1.5倍ほどあるのが理想です。
トイレの砂は無臭で粒が細かい砂状が最適です。深さは3cm以上、トイレに敷いておきましょう。
猫によっては好みが違うので、最初は数種類の砂を試すのがおすすめです。
そして、砂の種類を一度決めたら、変えないことが重要です。

・キャリーバッグ
プラスチック製で上下がわかれるタイプが理想です。
キャリーの前と上の2ヶ所にとびらがついていると、キャリーから出す際に時間をかけずに済むため、緊張が高まる前に出してあげられるので、猫のストレスが減ります。
全部の扉を開けて室内に置き、自由に出入りさせておけば、外出のときに入るのを嫌がらなくなります。
中にフードやおやつを置くのもおすすめです。

・爪とぎ用具
垂直と水平、どのように置くかは猫の好みがわかれます。
なので最初は両方置くか、壁に貼り付けもでき、そのまま床にも置ける板状ものを置くのもおすすめです。

・おもちゃ
一緒に遊べるもの(猫じゃらしなど)と、猫がひとり遊びできるもの(ボールなど)を両方用意しましょう。
誤飲事故を防ぐために、遊び終わったら片付けることを忘れずに。

・食器
「飼っている猫の数+1」以上を用意し、それぞれ離しましょう。
複数の場所に置くことで、獲物を探し出して食べる、という猫の本来をまねた食べ方ができるそうです。
器の材質、サイズについては猫の好みがわかれます。
サイズについては、ヒゲが器にあたらないような、平たく大き目の食器がお勧めです!

・ベット
のびのびと寝ることができるもの、ちょうど体が収まるくらいの少し小さめのもの、屋根がついているものなど数種類用意しましょう。
市販品でなくとも、段ボール箱などでも代用できます。

・キャットタワー
行動的な特性として猫は上下運動が好きな動物です。ですので部屋の広さに余裕がある場合はおすすめです。
棚などの家具と組み合わせて登れるようにしてあげるのも良いでしょう。

・お手入れ道具
爪切りにも種類があり、年齢や爪の状態からその猫に合わせて選ぶようにしましょう。
子猫でしたら、爪が柔らかいのでハサミタイプがおすすめで、爪切りになれていない人にも使いやすい爪切りです。
ブラシにも数種類あり、その猫に合わせる必要があります。
例えば短毛種でしたらラバーブラシ、長毛種でしたらスリッカーブラシ、ピンブラシ、コームが必要となります。
爪切りとブラシについて紹介しましたが、猫は生ませたばかりの頃は母猫に体をなめてもらい、身体を清潔に保っていました。
なのでいきなり道具やブラシや爪切りを使ってしまうと、怖いと感じてしまいます。
怖いと感じさせないためには、慣れさせていくことが必要です。
慣れさせ方については、今後の私のブログで紹介しようと思います。

・ケージ
猫にとって安全な場所で安心してすごしてもらい、ストレスなく新しい環境に慣れてもらうために、猫用のお部屋、もしくはケージを用意するといいでしょう。
ケージからでて生活するようになっても、ケージとその周囲が猫の縄張りになるので、設置場所には注意しましょう。
3段ケージが一番おすすめなタイプで、家になれるまでの間、ケージの中だけで生活するなら、1階にトイレ、2階にフードや水、3階にベットを置くのが一般的です。

・猫用フェロモン剤(フェリウェイ)
猫は額からフェイシャルフェロモンという縄張りなどを残すフェロモンがでるのですが、
そのフェイシャルフェロモンの中でもF3と呼ばれているものは、猫がその場所へ自分の顔をこすりつけることで、その場所への安心感、親しみを与えてくれるといわれています。
このF3を人工的に作った製品がフェリウェイです。
フェリウェイは当院では通常の半額で購入できます。
スプレータイプもありますが、おすすめなのが拡散タイプです。F3が部屋に充満することにより、安心感を与えることができ、新しい環境に慣れさせてくれます。

次回も私の回では猫の問題行動に対する予防や解決策について紹介しようと思います。

猫の問題行動①

皆さん、こんにちは!今回は看護師の古川が担当させていただきます。

今回から私のブログでは数回にわたって「猫の問題行動」の予防や対応について紹介させていただきます。

今回はまず「猫」という動物について改めて紹介しようと思います。
①猫の起源
現在、お家で飼われているイエネコは約1万年前から人の生活圏に入り込んで家畜化された動物です。祖先はリビアヤマネコという動物です。
昔、穀物倉庫などに現れるネズミなどを狩るために、猫は人間の生活圏に頻繁に足を踏み入れるようになりました。
倉庫に住み着くようになり、肉食である猫は穀物に手を出す心配がなく、穀物を食い荒らすネズミなどの害虫・害獣を駆除してくれる番人としての役割を期待されるようになりました。
半野良のようなかたちで長い年月にわたり人と共生しつづけ、人に対して寛容である性質のものが生き残って家畜化されたようです。
最近の猫はさらに他種への耐性ができ、社会性・協調性が上がってきています。

②猫は夜行性ではない?
猫は夜行性で単独生活をする動物だと考えられていらっしゃる飼主様が多いと思いますが、しかし猫という動物は薄明薄暮性の動物です。
薄明薄暮性とは、早朝と夕暮れの時間帯に多く活動する動物のことです。夜行性ではないので日中のほうが夜間よりも1.4倍も活動します。
ちなみに犬は昼行性動物です!

③猫は警戒心が強く、デリケート
猫は縄張り意識が高いため、警戒心が強く様々な刺激に敏感な動物です。猫にとって安心・安全な場所に何か事情があって近づけなかったり、何者かによって縄張りを荒らされると猫は強いストレスを感じてしまいます。

④猫は高いところが好き
行動的な特性としては猫は上下運動が好きです。なので完全室内飼いの猫ではそれができるような高いところを用意しなければなりません。登っても安全な場所、登って何かを落としても問題のない環境整備が必要です。

⑤猫はキレイ好き
自身の体を舐め、汚れやほこりを落として皮膚を清潔に保ったり、トイレでは排泄物に砂をかぶせて隠す習性があります。
もともと単独で行動する動物ですので、自分の隠れている場所を気づかれないようにするためにニオイを消し、また病気にかからないよう清潔に保っています。

次回の私の担当回では「猫の問題行動」の予防や対応についてご紹介します。

来週は看護師の高木が担当します。お楽しみに!