Category Archives: ネコちゃん関連

ネコさん用の腎臓よくばりセット!(数量限定)

『シニア世代のネコさんの多くが腎臓病になる』というのは、ネコさんと暮らす方はよく聞く情報だと思います。
では、元気に見えるネコさんの中に、腎臓病のネコさんはどれくらい隠れているのでしょうか。

無症状のネコさんの約34%が腎臓病にかかっていると報告されています。

腎臓病になると、食欲が落ちて痩せていくことが一般的ですが、
『老化で食が細くなって痩せてきた』と勘違いされることがとても多いです。

一方、適切な療法食を食べさせてあげることで腎臓病の進行を遅らせることができることが証明されています。

《ネコの腎臓病における療法食の効果》
 ①生存期間が2.5倍伸びる
 ②尿毒症の発症率が下がる
 ③尿毒症による死亡率が下がる


しかし、食べさせてあげたくても、なかなか腎臓食を食べてくれない子も少なくありません。
そこで、数量限定で流通が始まった【腎臓病よくばりセット*】のご紹介です。
腎臓用の療法食をドライ3種類、パウチ2種類がパックになった贅沢なセットです。
しかも、通常の療法食と比べても割高ではありません。
 *アイビーの勝手な命名です。

ご希望の方は《フード注文用LINE》またはお電話でご注文ください!
数日でメーカーから届くはずです!
ネコさんの腎臓病は、本当は病気ではありません。
頑張って長く生きてくれている中で、腎臓が徐々に役目を終えつつある状況です。
痩せてしまう前に、美味しいご飯で、腎臓に優しく。
我が子と一緒の時間を穏やかに過ごしましょう!

《参考文献》
2006 Clinical evaluation of dietary modification for treatment of spontaneous chronic kidney disease in cats.
2006 Nutritional management of chronic renal disease in dogs and cats.
2000 Survival of cats with naturally occurring chronicrenal failure: effect of dietary management.

獣医師 宮澤 裕

子猫さんの里親さんを募集中です!

素敵なおうちに迎えてもらいました。
元気に長生きします!
(2021年12月18日追記)

【シロポイントくん】
体重:1.75kg(2021年8月21日時点)
※2021年4月ころが誕生日です
性別:オス(去勢手術済)
ノミ・マダニ駆除:済
お腹の寄生虫駆除:済
猫エイズウイルス:陰性
猫白血病ウイルス:陰性
3種混合ワクチン:済
コメント:おもちゃ大好き。なでなで、抱っこOKの甘えん坊くんです。

興味を持っていただいた方は、お気軽にアイビーまでご連絡ください!

獣医師 宮澤 裕

認知症について

みなさん、こんにちは!
獣医師の五十嵐です。

毎回、私が担当するときは、よく遭遇する神経疾患を取り上げています。
今回は、認知症についてです。

動物も寿命が延びてきて、人の認知症と同じような症状がみられることが増えてきました。
ただし、おしゃべりができないため、正直なところ、人よりも早期発見が難しいです。
以下のような症状があり、原因になりそうなほかの病気がなければ、認知症かもしれません。
早めにサプリメントや認知症用のフードの開始を検討しましょう。
進行してから開始するよりも効果的です!

初期に見られる症状・・・
・ご家族のお出迎えをしなくなる
・おもちゃに興味を示さなくなる
・怒りっぽくなる/穏やかになる
・お手やお座りが出来なくなる
など

進行してくると・・・
・昼夜逆転して夜鳴きをする
・同じ場所でぐるぐる回る
・家の中で狭い所に入り込んでしまい迷子になる
・何かをするたびに咬みついてくる
・寝たきり
など

高齢のワンちゃんネコちゃんがご家族にいる場合は、このような症状が無いか確認してみましょう。

子猫さんの里親さんを募集中です!

生まれたばかりの子猫さんが保護されました。
生まれたばかりのため、予防関連はまだできていませんが、
たくさんミルクを飲んで元気に成長中です!
まだ眼も開いていませんが、イケメンの予感♪

保護されなければ、亡くなっていたはずのキジトラくん。
子猫さんは、生後7~10日で眼が開きます。
眼が開いた時に人生の最初に見るのは何なのか。
これから幸せな毎日が待っているぞ!

順調に成長して、可愛い眼が開きました!
写真も更新します!
(追記2021.11.05)

【キジトラくん】
年齢:おそらく10月上旬生まれ
体重:500g(2021年11月3日時点)
性別:オス


恥ずかしいので普段は隠しているのですが、
私は獣医師になるまでネコさんが怖くて触れませんでした。
獣医師1年目に子猫の育児を経験しました。
慣れない仕事と、初めての育児に奮闘した頃が懐かしく思い起こされます。

今、ネコさんが可愛くてたまらないことを、我が子に感謝しています。

子猫さんに興味をもってくださった方は、アイビーまでご連絡ください!
素晴らしい出会いになること間違いなしです!

獣医師 宮澤 裕

健康に見えるネコさんも皮膚病かも!?

ネコさんに多い皮膚病の1つに【皮膚糸状菌症】が挙げられます。
特に免疫力の低い子猫さんやシニア猫さんに多くみられます。

『糸状菌』は本来は土壌にいるカビの一種ですが、動物の皮膚で繁殖します。
つまり、『みずむし』と同類の皮膚病です。
ネコさんだけでなく、ワンちゃんやヒトにも感染する『人と動物の共通感染症』の1つです。

以前から室内ネコで発症することに違和感を持っていたのですが、
無症状のネコさんも、体毛に『糸状菌』を持っているようです。

しかも長毛種の方がその保有率が段違いに高いことがわかりました。
毛量が多く、『糸状菌』の胞子がからまって残ってしまうのでしょうね。

無症状の猫さんの糸状菌の保有率

しかも、『糸状菌』を保有しているネコさんと、保有していないネコさんでは、
血液検査にも違いが認められたようです。
『糸状菌』を保有しているネコさんの方が、血液の濃度がやや低く(ごく軽度の貧血)、
白血球が多いことがわかりました。
白血球が多いというのは、炎症が起きている、
または身体的なストレスがかかっていることを意味します。

無症状であっても、『糸状菌』を保有していると体に負担がかかるようですね。
しかし、これらの変化はごく軽度であり、いかなる疾患でも起こりうるレベルなので、
【皮膚糸状菌症】の診断には使えません。

【皮膚糸状菌症】の診断は、他の皮膚病を除外して、その後に『糸状菌』を検出して初めて確定します。
つまり、皮膚科を得意とする獣医師でも、複数回の皮膚検査を行うのがセオリーです。

今回の結論は、『こんな症状をみつけたら要注意!』ではなく、
健康に見える猫さんも糸状菌を保有している可能性があるので、
『普段からブラッシングして胞子を除去しておきましょう!』となります!
特にブラッシングの大変な長毛のネコさんこそ、ブラッシングを頑張りましょう!

《参考文献はこちらをクリック》
2020 Comparison of subclinical dermatophyte infection in short- and long-haired cats

獣医師 宮澤 裕