ヒトと同様にペットにも【高血圧症】があります。
ペットの寿命が延びるとともに、【高血圧症】を生じている子も増えています。
しかし、なかなか見つけられません。
心臓病、腎臓病、甲状腺疾患、クッシング症候群、一部の腫瘍などの【高血圧症】を合併しやすい病気の子は血圧を測ります。
しかし、これらの疾患を持っていない子の血圧を測るきっかけがないためです。
基礎疾患を持たないのに血圧が高い状態を【原発性高血圧症】と呼びますが、ワンちゃん・ネコちゃんは『頭が痛い』などの症状を教えてくれません。
かといって、すべてのワンちゃん・ネコちゃんの血圧を測るのはやりすぎです。
また、【高血圧症】のもう一つの問題点は、『緊張による血圧の上昇』です。
ヒトの病院でも、ずっと昔は看護師さんが血圧を測ってくれました。
いまは自分で測るのは、使いやすい医療機器が開発されたことだけでなく、自分のペースで測った方が正確だからではないかと思います。
ワンちゃん・ネコちゃんも動物病院にご来院された時には緊張しています。
では、ペットもご自宅で計測すれば・・・。
そうなんです。ご自宅での血圧測定が可能なんです。
動物病院で測るよりも精度は下がりますが、小型の医療機器を貸出し可能です。
血圧治療の安定期に入った子は、ご自宅で測っていただくことも多いです。
下記の病気と闘っている子、緊張でなかなか病院に来れない子は、ご自宅で血圧を測ってみるのも方法かもしれませんね。
操作方法は簡単です♪
興味のある方はお気軽にスタッフまでお問い合わせください!
獣医師 宮澤 裕