ハミガキ教室おまけ話

こんにちは。今週は獣医師の阿部が担当します。

先日開催したハミガキ教室では、たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。

今回のブログではハミガキ教室のおまけのお話として歯ブラシについて少し細かくお話ししようと思います。

まずおさらいになりますが、基本的に市販されているハミガキガムは歯を磨く効果は弱いとされており、歯周病予防にはあまり有効ではありません。

アイビーで販売しているハミガキガムは医療用であり歯周病予防に有効であることが証明されていますが、やはり歯周病予防に一番有効であるのは歯ブラシです。

その中でも歯ブラシの種類がいくつかあるので紹介させていただきます。

①ヒト用歯ブラシ

一般に人間が使うような歯ブラシです。

細かく動かすことができないため口が小さい子には不向きです。

②一般タイプ

動物用に歯ブラシのヘッド部分を小さくしたものです。

歯の汚れが強くない子の、歯周病予防に最適で、最もおすすめのタイプです。

ちなみに病院においてあるものは柄がカーブしているので動物の口にフィットしやすい構造をしています。

 病院に置いてあるタイプです

③極細タイプ

ブラシ部分が歯周ポケットに入りやすいので歯周ポケットから汚れをかき出すのに適しています。ただし歯の表面を磨く力はやや弱いので一般的に使用するのはこちらでない方がいいでしょう。

④混合タイプ

一般タイプと極細タイプ両方の特徴を持っています。

長期間使うと細い毛の部分が毛羽立って少し痛いかもしれません。

⑤ラウンドタイプ

ヘッドの全周にブラシがついているタイプです。

磨く力自体は弱いですが、ブラシ面が広いためハミガキが不慣れな子には適しています。

反面、ヘッドの厚みがあるため、口の小さい子は使いにくい点が弱点です。

今回はハミガキの種類について紹介させていただきました。

次回もまたハミガキ関連のお話をさせていただければと思います。