夏がやってくる…その前に!

こんにちは!
今週は看護師の早川が担当いたします。

梅雨特有のじめっとした感じが私は苦手です。
『早く夏にならないかなー』と、乾かない洗濯物を眺めながら日々を過ごしています。

夏が近づいているこの時期、みなさんにお勧めしたいのは「熱中症セミナー」です!
熱中症になってしまったワンちゃん・ネコちゃんの約40%は、室内で熱中症になってしまったそうです。
私も去年は電気代節約!と思い、冷房をつけずに過ごしていたら見事に体調を崩しました。

熱中症は、発症すると約半数のワンちゃん・ネコちゃんが亡くなってしまいます。
でも、熱中症の正体を知り、気をつけていれば防ぐことができます。

私も冷房さえつけていれば体調不良を防ぐことができたはず…。
ペットの熱中症が最も多いのは7月です。

夏を楽しく過ごすための準備を今から始めましょう!
私もエアコンの掃除をします!

日常ケアセミナーのお知らせ

みなさんこんにちは、獣医師の遠洞です。

突然ですが、先日ズーラシアに行ってきました。
一番のお目当ては私の大好きなお猿さんたちだったのですが、
これまであまり興味のなかったサバンナエリアの動物に魅了されてしまいました!

特に近くでみるライオンの迫力はものすごいですね!
ただリラックスしている姿は我が家にいるネコちゃんとそっくり。さすが同じ猫科です。
大きな手が印象的でした。

迫力満点のライオン

ふと動物園のライオンも爪切りをするのかな?と疑問がわいてきました。
調べたところによると、動物園の猛獣たちもどうやら定期的に爪切りをしているようです。
皆さんは我が子のお爪切りしていますか?

私たちが動物と暮らすうえで、お互いに安全・快適に過ごすためには
爪切りやお耳掃除など日々のケアがとっても大切です。
もし、日常のケアに不安がある方、改めて勉強し直したい方は、
6月16日に開催予定の「日常ケアセミナー」がオススメです!
日々、我が子に触れておくと、病気の早期発見にもつながりますよ!

詳細はこちら

ぜひ沢山の方の参加をお待ちしています♪

猫フィラリアセミナー

こんにちは、獣医師の五十嵐です!

最近やっと穏やかな気候になってきましたね。
暖かくなるのはとても嬉しいですが、気になるのが”蚊”です。
毎年痒い思いをさせられている方も多いのではないでしょうか。

実はこの”蚊”は痒い思いをさせてくるだけでなく、病気を媒介する怖い存在でもあります。
数年前もデング熱がニュースになりましたね。
ワンちゃん・ネコちゃんが気をつけたい病気としては、”フィラリア症”があります。

ご家族にワンちゃんがいる方は、毎年春は『フィラリア検査の季節だなぁ』という時期ですね。
しかし、ネコちゃんの場合、フィラリア予防の必要性を知らない方がかなりいらっしゃいます。
フィラリアが犬糸状虫と呼ばれていることも原因の一つかもしれません。
しかし、ネコちゃんが感染すると、突然死したり、呼吸が苦しくなってしまうこともあるんです!
予防できる病気で亡くなるなんて悔しいですよね。

そこで、アイビーでは、ネコちゃんのフィラリア症についてお伝えするべく、新たなセミナーを作成しました。

『猫フィラリア症』セミナー

日時:6月9日(日)14:00~15:00
講師:獣医師・富田
費用:無料(座席数の関係上、予約が必要です)

詳細はこちら

ご家族に猫ちゃんがいらっしゃる方は、是非ご参加ください!

『獣医師・原』退職のお知らせ

5月末で獣医師・原が退職いたします。

3年間にわたって、アイビーを支えてくれました。
仲間の卒業は寂しいですが、
救急の経験を積んで、自分の理想とする獣医師になるための卒業です。
同じ獣医師として、さらなる成長と活躍を期待しています。

アイビーでは、その日の全診察を、全獣医師で検討します。
毎日毎日、夜遅くまで、欠かすことなく検討します。
ワクチンや健診であっても、もれなく細かくチェックします。
より良い診察のために、努力は怠りません。

獣医師・原が担当させていただいていた患者様も、
全獣医師が経過を把握しています。
ご安心してホームドクターとしてご活用ください。

原先生、新しい環境でも先生らしくマイペースで頑張ってね!
                     院長・宮澤 裕

【重要】アドレスタンの価格調整

【クッシング症候群】をご存知でしょうか。
副腎ホルモンが過剰となる、中高齢のワンちゃんにとても多い疾患です。
ホルモンが関与する疾患であるため全身に作用し、
さまざまな症状を呈して命を落とす怖い疾患です。

また、『よく食べる』『よく飲む』という初期症状のために、
ご自宅で発見されたときには進行していることが一般的です。

今回は、『早期発見のコツ』ではなく、重要なお知らせがあります。

【クッシング症候群】の治療薬である『アドレスタン』は、
かなり長期にわたって流通が止まっています。
製造元でトラブルがあったそうで、
日本に入ってくる数量自体がかなり少ないそうです。
すでに処方できなくなっている動物病院も少なくありません。

クッシングの治療薬(アドレスタン)

治療薬が途切れると、命にかかわる疾患です。

アイビーでは、海外のディーラーから取り寄せをして難をしのいできました。
普段から、国内で流通していない抗がん剤を海外から取り寄せている関係で、
スムーズに同一薬剤が入手できています。
しかし、海外薬は同一薬物でありながら価格が約2倍であり、
『国内のアドレスタン』の価格では取り寄せを続けられません。

申し訳ありませんが、本日から『海外のアドレスタン』の処方価格を
一時的に見直しさせていただきます。

国内での流通が再開する目処はたっていないそうです。
薬剤の流通ストップは、メーカーサイドの流通の問題です。
アイビーでは最大限の努力をしてきましたが、
価格の見直しをせざるを得ない状況となっている点を
ご理解いただきたいと思います。

また、『アニコム』は海外薬に対して保険が使えません。
したがって、『アニコム』に加入されている方は、
海外のアドレスタンを保険外で使用することになります。
こちらも保険会社のルールであり、動物病院側からはどうしようもありません。
重ねてご理解いただくよう、お願いいたします。

ちなみに、以下のような選択肢もありますが、
多くの問題点があり推奨されません。

1.個人輸入
一般の方が個人輸入できるのは、非正規の同効品です。
これを個人輸入して使用した場合、有効性が非常に低いことが知られています。
また、体調面のトラブルが発生しても『自己責任』となり保証されません。
そもそも、非正規の同効品は『ジェネリック』ではありません。
さまざまな理由から、推奨されない選択肢です。

2.大きいサイズの分割
人体薬、動物薬ともに60mgという大きなサイズがあります。
これを分割して投与すると、作業者および投与者に
健康上の大きなリスクがあります。
推奨される方法ではありません。
また、人体用の同一薬剤は価格が約3倍であり、
コスト的にも不利な選択肢です。

ご理解・ご協力いただけると幸いです。

アイビーペットクリニック
院長/獣医師 宮澤 裕