Monthly Archives: 10月 2021

ついに復活!病気の子も安心の投薬オヤツ♪

ペットの寿命が延びるとともに、心臓病や腎臓病など、長期的にお薬を服用しなければならない子が増えています。

毎日の投薬が大変・・・。
という方は少なくありません。

しかし、病気の種類によっては美味しいオヤツでお薬をごまかすことができません。
例1)食物アレルギー
 オヤツを食べると症状が出てしまう!
例2)腎臓病・心臓病
 オヤツは塩分量が多く、病気を悪化させてしまう!
例3)尿石症・膀胱結石・腎結石
 一般的な食品はミネラル過剰の原因となり、結晶・結石が悪化してしまう!

これらを解決するスーパー投薬オヤツである《ペティッツ投薬補助トリーツ》の流通が再開しました。
新型コロナ騒動でかなりの長期間にわたって手に入らず、困っていた方も多いですね。

このオヤツの凄いところは、食物アレルギーを起こさない!塩分量が少ない!尿石症も悪化させない!と万能なところです。
柔らかいので、錠剤をくるっと包んで美味しく投薬できます。
味もチキン味で、ワンちゃんに好評です♪

そうなんです、弱点はネコちゃん用がないという点だけです。
次回のオヤツ情報局では、ネコちゃん用スーパー投薬オヤツをご紹介します!

宮澤 裕

ネコちゃんのワクチン接種

こんにちは。今週は獣医師 富田が担当します。

今回はネコちゃんのワクチンについてご紹介します。

 まずはワクチンの種類ですが、基本的には3種混合ワクチンを推奨します。

ただし、「白血病のネコちゃんと同居している」場合など生活環境にあわせた選択が必要となります。

診察の際にご相談ください。 

 

 感染症予防にとても重要なワクチンですが、ワクチン接種の副作用が起こることがあります。

警戒すべき副作用は「アナフィラキシーショック」と「注射部位のしこり」です。

どちらも発症率自体が極めてまれであり、それぞれのリスクを最小限に抑える方法もあります。

・アナフィラキシーショック:発症率約1万頭に1頭

・注射部位のしこり    :発症率約60万頭に1頭

副作用を大きく上回るメリットがあります!安心してワクチン接種にお越しください。

 

 最後にワクチンの重要性です。もちろん我が子の感染予防や重症化の抑制に役立ちます。

それだけでなく、地域(または日本)全体の免疫力を上げる(集団免疫)ことで病気の蔓延防止につながります!

『シャルル・ニコルの法則』によると、地域の75%のネコちゃんがワクチンを打っていれば、その地域では感染症の流行を抑えることができます。

我が子のために!ネコちゃん社会のために!ワクチン接種にお越しください。

このご時世、感染症やワクチンについて、皆様の関心は強いのではないでしょうか。

このブログをきっかけに、猫ちゃんの感染症予防についても、ご興味を持っていただけると幸いです。

与えてはいけない食べ物について

皆さん、初めまして!
今回は看護師の古本が担当させていただきます。

突然ですが、皆さんはワンちゃん・ネコちゃんに与えてはいけない食べ物をご存知でしょうか?
今回は、ワンちゃん・ネコちゃんが食べてしまうと危険な食べ物をいくつかご紹介します。

・ネギ類
タマネギ中毒と言われることが多いですが、タマネギに限らず、ネギ、ニラ、ニンニクにも同じ中毒成分があります。
ワンちゃん・ネコちゃんが食べてしまうと、血尿や嘔吐、下痢などを起こします。
加熱しても毒性はなくならないので、ネギやタマネギなどが入ったハンバーグやすき焼きなどには要注意です!

・チョコレート
チョコレートやココアに含まれるテオブロミンという成分が中毒を起こします。
板状のチョコレートよりも、クリーム状のチョコレートの方がテオブロミン濃度が高く、中毒を起こしやすいことが知られています。
つまり、板チョコよりもチョコレートケーキのほうが危険度が高いです。
中毒を起こすと、あえぎ、痙攣、下痢、嘔吐などの症状がみられます。

・キシリトール
人では歯の健康維持に利用されていますが、ワンちゃん・ネコちゃんでは運動失調や痙攣を伴う重度の低血糖を引き起こします。

・ブドウ、レーズン
原因は明確にはなっていませんが、ワンちゃん・ネコちゃんが食べると、腎不全を起こす場合があります。
食べてしまった場合、すぐであれば治療法がありますが、時間が経ってしまうと効果的な治療法もありません。

・アボカド
ワンちゃん・ネコちゃんには有害であり、食べると嘔吐、下痢などの症状がみられます。

今回は、人にとっては問題のない食べ物でも、ワンちゃん・ネコちゃんには害となってしまう食べ物をいくつかご紹介しました。
重症化してしまうと、命を落とす危険性もあります。
日頃からワンちゃん・ネコちゃんがこれらの食べ物を食べてしまうことがないよう注意しましょう!
間違って食べてしまったときには、体内に吸収される前に対処することが最大のポイントです。

万が一、食べてしまった!という場合には、『症状がないから様子をみよう』と考えずに、すぐにご連絡くださいね。