Daily Archives: 2020年2月12日

ブルーバッファローが撤退!

自然派フードの代表として数年前に日本に導入されてきた『ブルーバッファロー』をご存知でしょうか。

ペットのための《無添加でグレインフリー》のフードが基本コンセプトでした。
アメリカの意識の高い層で大流行し、話題となりました。
昨年のうちに、すでに日本からの撤退が始まっていましたが、いよいよ完全に日本から撤退すると販売元から連絡がありました。

日本から『撤退』・・・アメリカでは販売が続くのか?
という気になる表現ですが、『撤退』の理由についてはわかりません。

2019年にFDAから『グレインフリーフードで心筋症になる可能性がある』という発表がありましたが、これも関係があるかもしれません。

《グレインフリーで心筋症に!?》をご参照ください

野生の肉食動物は『グレイン(穀物)』を食べないというイメージから、『グレインフリー』がペットに良いという偏見があるようです。
野生の肉食動物は、草食動物の内臓を食べるときに、消化管内で消化された『グレイン(穀物)』を食べて食物繊維を摂取します。
医学的に『グレインフリー』が健康に良いという根拠はありません。
ペットを想うあまり、『ナチュラル』『無添加』など間違ったフード選びが広がっています。

いずれにせよ、ブルーバッファローが撤退する真の理由はわかりませんが、ご使用になられている方は、次に食べるフードの選定を始めなければなりません。

アイビーの獣医師・看護師は『フードマイスター』および『フードアドバイザー』の認定を取得しています。
フード選びに迷ったら、お気軽にご相談ください!
健康な体は、高品質で美味しい食事から作られます!

獣医師 宮澤 裕

【キャットリボン運動】をご存知ですか?

キャットリボン公式HPへ

ワンちゃんもネコちゃんも、若いうちに避妊手術を受けたほうが《乳腺腫瘍》になりにくいことはご存知かと思います。
ただ、ワンちゃんとネコちゃんの乳腺腫瘍の基本ルールの違いまではあまり知られていないかもしれません。

最も大きな違いは、ワンちゃんは悪性腫瘍の割合が約50%であるのに対して、
ネコちゃんは乳腺腫瘍の約90%が悪性腫瘍であることです。

『ネコちゃんの乳腺のしこり』はとても怖いんです!
でも、しこりが2cmより小さいうちに摘出できれば、長く生きられます!

知っていれば我が子に活かせる『命』にかかわる知識があります。

【キャットリボン運動】は、乳癌で苦しむネコちゃんを無くすための運動です。

公式HPでは、日本最高の腫瘍内科医である小林哲也先生がわかりやすく解説されています。
若いうちに避妊手術を受けたネコちゃんでも、乳腺腫瘍は91%しか抑制できていません。
ネコちゃんと暮らす方はぜひ公式HPをご覧になってみてください。

また、2月15日(土)、16日(日)に開催される【ちよだ猫まつり】では、
キャットリボン運動のブースがあり、小林哲也先生のレクチャーも開催されます。
私が最も尊敬する獣医師です。
皆さんもレクチャーを聞いただけで元気が出てくること間違いなしです!

《ちよだ猫まつり》のご案内はこちら

アイビーペットクリニックは《キャットリボン運動》を本気で応援している公式スポンサーです。
ネコちゃんを救うために全力でサポートしていきます!

『がん』はご自宅で見つける病気です。
ご自宅のワンちゃん・ネコちゃんをよく触ってあげてくださいね!

獣医師 宮澤 裕