Monthly Archives: 4月 2020

フードの欠品情報(2020.04.21)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、『Stay Home』が重要となってきました。
ワンちゃん・ネコちゃんと暮らす皆さんにとっては、我が子と過ごすチャンスですね。
普段よりも念入りなボディチェックをしてみたり、
フワッフワになるくらいスキンケアしたり、
新たなお散歩コースを開拓したり・・・
ペットと暮らす醍醐味を満喫しましょう!

さて、『Stay Home』の影響で、ヒトの外食が減り、ご自宅での食事が増えているそうです。

困ったことに、ワンちゃん・ネコちゃんの療法食でいくつかメーカーレベルでの流通ストップが生じています。
しかも数日ごとに品目が変わるほど流通が不安定です。

現時点では国産のフードで欠品情報がないため、おそらく海外の工場での生産、海外からの輸出が不安定なためと思われます。

現時点での欠品情報は以下の通りです。

いずれも代替案のある療法食であるため、現時点では問題ありません。
しかし、あくまでも現時点でのリストであり、先週と異なっています。
我が子のフードは多めに備蓄して、ローリングストック*するようにしておきましょう。
 *未開封の余剰フードを確保しておき、古いものから使用すること

メーカー欠品しているフードや医薬品が多々ありますが、頻繁に情報が変わるため、すべてを共有することは困難です。
重要な欠品情報があれば、アイビーのLINEでなるべく共有いたします。

また、『自己流での手作りフード』『品質のイマイチな市販フード』など食事の内容にも注意が必要です。
『食の安全』はペットにとっても大切なことです。

健康な体は良質なフードから作られます。

【フード情報局】では正しいご飯選びも少しずつご紹介していきます。

獣医師 宮澤 裕

その消毒、効きません

現在、消毒用のアルコールはなかなか手に入りません。

そこで以前、アイビーでも使っている『バイオウィル』をご紹介しました。

パルボウイルスはアルコールや100度の熱湯でも効果がなく、環境中でも半年以上も生き残るほど強力なウイルスです。
『バイオウィル』はこのパルボウイルスを数秒でやっつけてしまうほど強力です。
そして、ヒトや動物で使えるほど安全です。

その有効成分は『二酸化塩素』です。
正確にいうと、二酸化塩素の刺激をなくし、安定化させた特殊な『液体』です。
医学的にも非常に高い殺菌・消毒効果が証明されています。

しかし、『固形』の二酸化塩素で周囲の空間を殺菌・消毒することはできません。
固形タイプがドラッグストアなどで販売されているようですが、効果は期待できません。
あくまでも液体として噴霧して効果が生じます。ご注意くださいね!

その『消毒界の期待の星』であるバイオウィルですが、ご家庭用の製品は流通が止まってしまいました。
院内用のバイオウィルはまだ少し余裕があるので、容器*をご持参いただければ『特例措置』として家庭用と同じ300mlを販売します。
  *ペットボトルでもなんでもOKです

院内用のバイオウィルも潤沢にあるわけではないので、いつまで続けられるかわかりません。
ひとまずは1家庭1回とさせてください。

【バイオウィルの300ml販売】
 ・容器をご持参いただき300mlを計量販売
 ・300mlで1000円
 ・1家庭1回
 ・予告なく終了します

『バイオウィル』はヒトやペットにも安全で強力ではありますが、あくまでも補助としての消毒液です。

ヒトの感染防御としては、通常の手洗い・うがいが最も手軽で効果的です。
我が家の4歳の息子も、帰宅すると『手洗い・うがい!』と叫んで洗面所にダッシュしています。
叫んだ時の飛沫はどうなの!?と思いつつ、親子で手洗い・うがいをしています。

油断なく、日々の地道な『感染防御』を続け、新型コロナウイルスの収束まで安全に過ごしましょうね!

獣医師 宮澤 裕

STOP『3密』

先日、緊急事態宣言が発令され、テレワークや出勤人数の削減が求められています。

動物病院は『テレワーク』ができません。
特に、重い子を得意とするアイビーでは、休業も不可能です。

以前ご紹介したように、アイビーでは、院内の『3密』を防ぐために、以下のような取り組みをおこなっています。

《アイビーの取り組み》

特に待合室の換気のために、ドアを開放しています。
暖房をつけていますが、寒い日は防寒対策もお願いします。

そして、4月19日(日)からスタッフの勤務制限を実施します。

院内の『密集』を緩和することが目的ですが、お待たせしてしまう可能性があります。

以下のような点にご協力いただけると、お待たせする時間が減るだけでなく、皆さまの感染リスクが下げられると思います。

1.健康上の緊急性のない診察はしばらく我慢をお願いします!
  →爪切りや肛門腺しぼりなど

2.継続中の内服は数日の余裕をもってご依頼ください!
  →ヒトの多い院内でお待たせする時間が減ります

3.健康な子の診察は【予約健診】を活用しましょう。
  →フィラリア検査、ワクチンなどは待ち時間ゼロの予約健診を!
   ネコちゃんは【ねこ時間】も活用しましょう!

ご迷惑をお掛けしますが、飼い主様とスタッフを守るための取り組みです。
ご理解・ご協力をお願いいたします。

獣医師 宮澤 裕

予防接種とコロナウイルス

こんにちは!今週は獣医師の阿部が担当します。

4月になり暖かい日も増えてきましたが皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

4月になると動物病院は予防接種に、フィラリア検査と大忙しですが、今年はコロナウイルスの影響か、いらっしゃる方も例年より少ないように感じます。

コロナウイルスが心配…でも予防もしないと…と困っている方のために、今回は各予防についてご紹介します。

この時期のワンちゃん、ネコちゃんの予防には狂犬病ワクチン(ワンちゃんのみ)、フィラリア予防があります。

狂犬病ワクチンの予防接種は国のルールとして定められたものですが、接種が遅れても日本国内のワンちゃんが狂犬病に感染する心配はありません。

また、当院では大和市、相模原市、座間市にお住まいの方は4月から8月まで代行手続きが可能です。(手数料はかかりません)

そのため、少し時期をずらしてコロナウイルスの影響が落ち着くまで待つ方が安心ですね。

混合ワクチンは1年に1回の接種が必要ですが、ワンちゃんへの負担がかからないように、狂犬病予防接種と時期をずらす方が安心です。

神奈川県では、フィラリア予防期間は5月~12月までとされています。

ワンちゃんは、安全にフィラリア予防薬を始めるため、フィラリア検査を5月上旬までにフィラリア検査を受ける必要があります。

ネコちゃんはフィラリア検査を行わずにフィラリア予防を始められるため、外来の込み合わない時間に是非フィラリア予防薬をお受け取りにお越しください。

いずれの予防でも《予約診察》や《ネコノメシステム》を活用すると混み合う心配がなく安心ですね。

それではお体に気を付けてお過ごしください。

獣医師 阿部

新型コロナウイルスに対するアイビーの取り組み

新型コロナウイルスへの取り組み

新型コロナウイルスの感染拡大に対して、4月7日(火)に非常事態宣言が発令されました。
すでに近隣の動物の大学病院は、診察の受け入れをストップしています。

アイビーは現時点では『通常どおりの診察時間』で診察をおこないます。

しかし、アイビーのスタッフが感染してしまうと、病院が運営できなくなり、多くのワンちゃん・ネコちゃんにご迷惑をおかけすることになります。

そこで、アイビーでは以下のような取り組みを行ってまいります。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。

感染対策として、院内の衛生管理、スタッフの感染防御の徹底はこれまで通り実施いたします。

飼い主様の感染防御として、『ソーシャル・ディスタンス』と呼ばれる距離の確保が重要となります。
つまり、『待合室の混雑回避』が重要となります。

お手数をおかけしますが、飼い主様は『極力お一人でご来院』ください。
また、『発熱』など飼い主様の体調がすぐれない場合は、無理をせずに静養していただき、代理の方にワンちゃん・ネコちゃんをお任せいただくことが重要です。

実際には、アイビーの以下のようなシステムをご利用いただくことが重要です。

【1.ネコの目システムで外出可能】

受付で診察番号をお受取りいただいた後は、お車や院外でお待ちいただくことで、『密集』『密閉』『密接』を回避できます。

WEBでアイビーの《ネコの目システム》をご確認いただくと、ご自身の診察が近づいたら把握することができます。

《ネコの目でアイビーの混雑状況をみる》

【2.健康な子は予約健診を】

以下のような『健康な子の診察』は《予約健診》をご利用いただくことで、病院での滞在時間を短縮できます。
 ・ワクチン接種
 ・狂犬病予防接種
 ・フィラリア検査
 ・ダイエットの経過
 ・検査結果のご説明 など

《予約健診(昼)》
《予約健診(午後)》

また、これに付随して次回以降の【フードの日】を中止いたします。

《【フードの日】中止の詳細はこちら》

愛するワンちゃん・ネコちゃんの健康を守るためには、飼い主様の健康の確保が必要です。
大和市でも新型コロナウイルスの感染報告が出ています。
どうか我が子のために、新型コロナウイルスからご自身の身を守っていただきたいと思います。

今後、アイビーも診察時間の短縮などをせざるを得ない状況になってしまう可能性があります。
ご迷惑をおかけしますが、院内の混雑緩和のためにご協力をお願いいたします。

アイビーペットクリニック
院長 宮澤 裕